出版社内容情報
数学の愛好者はもちろん,文科系の人にも読んでもらうことを願って,数学と言語学との関係を取り上げた意欲作.前半では数式を数学語の文と示して「数学の言語」について解説し,後半では同音語,表現・解釈の行為などのその仕組みの中に数理を読み取り「言語の数学」について解説している.
■目次 算術式の文法/文法の形式化/短い間奏曲/同形異義語/表現・解釈の行為
目次
1章 算術式の文法(数学は科学の言語;ポーランド記法 ほか)
2章 文法の形式化(文法理論の形式的構築;フレーズ構造文法 ほか)
3章 短い間奏曲(わざとしての言語;「言語の成立条件」 ほか)
4章 同形異義語(同形異義という概念;同形異義語の問題点 ほか)
5章 表現・解釈の行為(確率論的模型によって;正解率を増すには ほか)
著者等紹介
水谷静夫[ミズタニシズオ]
1926年3月東京浅草に生まれる。1948年9月東京大学文学部国文学科卒業。1949年2月国立国語研究所員。1964年4月東京女子大学に転ずる。東京女子大学教授として国語の数理的研究、言語情報処理、意味論を専攻
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