Minerva現代経済学叢書<br> アフター・フォーディズム

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Minerva現代経済学叢書
アフター・フォーディズム

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623026869
  • NDC分類 509.6
  • Cコード C3333

出版社内容情報

【内容】
フォーディズム終焉後の新しい産業モデル確立のため,欧米や日本の自動車産業における生産システムの構図を比較分析し,新たな「生産モデル」概念を提示する。現代の状況変化過程と将来を,長期的展望下に探求する共同研究。

【目次】
序章 90年代の世界的な構造転換と日本型生産システム
1 不可避的なアメリカの衰退、世界的なダイナミックスの主要な素材
2 日本――典型的なフォーディズムへのオルタナティヴの強みと弱点
3 社会民主主義モデルと西ドイツ・モデル
4 東南アジアの経済的飛躍――独自のモデルの結果か?
5 大量生産の諸制約
6 緊張した流れと賃労働者の動員

第1部 新しい生産システムはどのようにして出現するのか?
第1章 相互依存のネットワークとしての生産モデル
1 管理の諸原理、組織および賃労働関係
2 安定的構造をもったシステム

第2章 危機の源泉としての徹底化と成功
1 合理化することによって反生産的になる
2 バランスを欠いたフォード主義的組織
3 賃労働関係が調整を困難にする

第3章 あるシステムの死と別のシステムの出現?
1 マクロ経済上の大ショックが生産モデルの危機を覆い隠す
2 フォーディズムの輸出――見せかけの解決策
3 不完全なオルタナティヴとしての賃労働関係のフレキシビリティ
4 組織の役割についての認識の遅れ

第4章 90年代――新しい生産パラダイム
1 フォーディズムの限界への解決策
2 新しい諸原理の整合性と持続性
3 大きな不確実性とイノベーションの状況における優れた成果
4 工業から現代的サービス業までの広い適用可能性

第5章 共通の諸原理と国民的多様性
1 市場か国家か? コーディネーションのディレンマ
2 新しい生産諸原理は独自の公的介入を要請する
3 合衆国とフランス――またはフォーディズムのノスタルジーの秘かな魅力
4 ドイツ・モデルとスウェーデン・モデルの独自性

第6章 トヨティズムとウッデバリズムは歴史の終わりではない!
1 あるシステムから別のシステムへの移行の困難さ
2 最良の組織という決定要因は存在しない
3 新しい生産諸原理に参入するための4つの戦略
4 フレキシブルな大量生産の危機の始まり

第2部 激変、抵抗、意識
第7章 レギュラシオンの危機と問題の部分的処理
1 フォード主義的社会技術パラダイムの危機
2 可能な改革と変化の現実

第8章 組織上の変革に向っているのか?
1 需要による転換か、供給による転換か?
2 生産パラダイムの5つの構成要素
3 肯定的意味を見い出すことができる転換

第9章 変革の両義性と抵抗
1 フォードの工場はポスト・フォード主義的性格をもつに至ったのか?
2 賃労働者の参画プログラム
3 経済的不況、労働組合運動、新しい生産モデル
4 生産上の変革についての見せかけの事態
5 新しい生産システムの出現への抵抗
6 フォード氏とテーラー氏の新しい装い
7 分業を構造化する技術

第10章 変革のいくつかの意義について
1 国民的特殊性とフランスの経路
2 トヨティズムからニッポンイズムへ
3 ニッポンイズムの構成要素
4 ニッポンイズムの導入
5 結論――全体的な継続性と局部的な変動

日本型生産システムへのフランスからの一接近
1 はじめに
2 本書成立の背景としてのGERPISAの活動
3 本書の示唆する点
4 日本型生産システムに関する最近の論点と本書

内容説明

本書は、フォーディズム終焉後の新しい産業モデル確立のため、欧米や日本の自動車産業における生産システムの構図を比較分析し、新たな「生産モデル」概念を提示する。企業現場の実態をふまえ、現代の状況変化過程と将来を、フランスのレギュラシオニストR・ボワイエ、社会学者J‐P・デュランが長期的展望の下に探究する本格的共同研究の邦訳。

目次

序章 90年代の世界的な構造転換と日本型生産システム
第1章 相互依存のネットワークとしての生産モデル
第2章 危機の源泉としての徹底化と成功
第3章 あるシステムの死と別のシステムの出現?
第4章 90年代―新しい生産パラダイム
第5章 共通の諸原理と国民的多様性
第6章 トヨティズムとウッデバリズムは歴史の終わりではない!
第7章 レギュラシオンの危機と問題の部分的処理
第8章 組織上の変革に向かっているのか?
第9章 変革の両義性と抵抗
第10章 変革のいくつかの意義について