出版社内容情報
【内容】
現代民主主義とは一体何を意味するのか--その歴史的本質と帰結を徹底的にえぐり出し,批判的に対峙する。異なる風土と歴史を有する諸国において,民主主義が如何に変容し,独自の姿で定着していったかが解明される。
【目次】
1 政治思想史――西欧
第一章 エピクロスにおける自由と連帯の論理
――開かれた孤独について―― 渡邉雅弘
第二章 ジョン・ミルトンと近代民主主義 上田惟一
第三章 ヒュームとバークにおける自由保守主義の政治哲学 野田裕久
第四章 ルソーの市民宗教について 山本周次
第五章 フランス反動思想の人間学と政治学
――言語論を手がかりにして―― 小野紀明
第六章 アンドリュー・ジャクソン対ジョン・C・カルフーン
――民主的パトリアークと保守的パトリアーク―― 戸澤健次
第七章 モーリス・バレスのナショナリズム思想
――ドレフュス事件を中心にして―― 南 充彦
第八章 エルンスト・ユンガーにおける歴史意識の問題
――ナチズム期を中心として―― 川合全弘
第九章 E・カウフマンの保守的政治思想 古賀敬太
2 政治思想史(2)――日本
第一章 高山樗牛の日本主義 大塚健洋
第二章 植原悦二郎と民主主義 宮本盛太郎
第三章 北一輝の思想と民主主義
――「社会■民主主義」の構造と示唆―― 岡本幸治
3 政治理論
第一章 デモクラシー、オリガーキー、ファシズム
――ミヘルスの転向―― 氏家伸一
第二章 資本主義・官僚制・権力システム 木村雅昭
第三章 「小さな政府」論
――その多様性と問題点―― 足立幸男
第四章 首相の解散権と政権交替
――サッチャリズムと財産所有民主主義の展望―― 中村 宏
第五章 第三世界の民族民主主義
――ソ連の想定する第三世界の発展過程―― 中野潤三
4 政治文化
第一章 ソヴィエト・イデオロギーとロシア民族主義
――ヴェ・オーシポフをめぐって―― 廣岡正久
第二章 アメリカ政治の柔軟性と包括性
――戦争と黒人運動―― 橋本富郎
第三章 近代ドイツにおける大衆ジャーナリズムの形成 近藤潤三
第四章 台湾の民主化と民主進歩党綱領
第五章 近代化過程と民衆世界
――日本の民主主義・再考―― 溝部英章
目次
1 政治思想史1―西欧(エピクロスにおける自由と連帯の論理―開かれた孤独について;ジョン・ミルトンと近代民主主義;ヒュームとバークにおける自由保守主義の政治哲学;ルソーの市民宗教について;フランス反動思想の人間学と政治学―言語論を手がかりにして;アンドリュー・ジャクソン対ジョン・C・カルフーン―民主的パトリアークと保守的パトリアーク;モーリス・バレスのナショナリズム思想―ドレフュス事件を中心にして;エルンスト・ユンガーにおける歴史意識問題―ナチズム期を中心として;E.カウフマンの保守的政治思想)
2 政治思想史2―日本(高山樗牛の日本主義;植原悦二郎と民主主義;北一輝の思想と民主主義―「社会≧民主主義」の構造と示唆)
3 政治理論(デモクラシー、オリガーキー、ファシズム―ミヘルスの転向;資本主義・官僚制・権力システム;「小さな政府」論―その多様性と問題点;首相の解散権と政権交替―サッチャリズムと財産所有民主主義の展望;第3世界の民族民主主義―ソ連の想定する第3世界の発展過程)
4 政治文化(ソヴィエト・イデオロギーとロシア民族主義―ヴェ・オーシポフをめぐって;アメリカ政治の柔軟性と包括性―戦争と黒人運動;近代ドイツにおける大衆ジャーナリズムの形成;台湾の民主化と民主進歩党綱領;近代化過程と民衆世界―日本の民主主義・再考)
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