イギリス中世史―大陸国家から島国国家へ

富沢 霊岸【著】

ミネルヴァ書房（1988/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 237,／高さ 22X15cm
• 商品コード 9784623018673
• NDC分類 233.04

出版社内容情報

【内容】
イングランド以外に本領地を持つ外国人征服者王朝が、所領ノルマンディーの喪失を契機に、イギリスの国家主義的発展をめざして島国の統合を図る方向に動いてゆく過程を鮮やかに描き出す。

【目次】
１　ブリタニアの地誌
２　ローマのブリタニア征服
３　ローマ時代のブリタニア
４　ローマ支配の終焉
第一章　アングロ・サクソン人の移動と建国
１　アングロ・サクソン人の移動
２　キリスト教との出会い
３　七王国時代の戦乱
４　早期アングロ・サクソン社会
５　ウェセックス王国のイングランド統一
第二章　イングランド国家の形成とデーン王朝の支配
１　デーン人との戦い
２　州・郡制の発展と内政の充実
３　一〇世紀の修道院復興運動
４　デーン人王朝のイングランド支配
５　エドワード懺悔王のノルマン的政策
第三章　ウィリアム公のイングランド征服とノルマン王朝の支配
１　征服前のノルマンディー
２　ウィリアム庶子公のイングランド征服
３　ウィリアム征服王の統治
４　征服前後における封建社会の進展
５　ノルマンディー公領をめぐる争い
６　ヘンリ一世の法制改革
７　スティーヴン時代の内乱
第四章　アンジュー王朝と封建王政の進展
１　アンジュー大所領の形成
２　封建的コモンローの確立
３　マグナ・カルタ
４　貴族の反乱
５　封建王政の強化
６　エドワード一世と当時のヨーロッパ
第五章　イギリス封建社会の展開と文化
１　マナーの発展と村落共同体
２　都市の発展
３　教会と文化
第六章　イギリス封建社会の変動と戦乱
１　エドワード二世の専制と廃位
２　百年戦争の開始
３　エドワード三世の内政
４　一四世紀の社会と文化
５　農民一揆
６　リチャード二世の専制
第七章　新時代への胎動
１　国王独裁への道
２　栄光の王ヘンリ五世
３　ジャンヌ・ダークとイギリスの敗戦
４　一五世紀社会の明暗
５　ばら戦争
６　絶対王朝への期待

目次

序章　古代のブリタニア
第１章　アングロ・サクソン人の移動と建国
第２章　イングランド国家の形成とデーン王朝の支配
第３章　ウィリアム公のイングランド征服とノルマン王朝の支配
第４章　アンジュー王朝と封建王政の進展
第５章　イギリス封建社会の展開と文化
第６章　イギリス封建社会の変動と戦乱
第７章　新時代への胎動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[xin]

中世イングランドの政治史について経過がなかなか詳しく書かれている。無味乾燥だが他の本を読みながら確認するのに良さそうだ。

2014/07/26