出版社内容情報
アイヒマン裁判に著者が見、考え、判断したことは? 現代史・政治学・アーレント研究の現在から、邦訳旧版に大幅に手を加えた新版。
内容説明
“まったく思考していないこと、それが彼がある時代の最大の犯罪者の一人になる素因だったのだ”。アイヒマン裁判から著者が考え、理解し、判断したこととは。最新の研究成果を反映し、より正確かつ読みやすい新版。新解説付。
目次
法廷
被告
ユダヤ人問題専門家
第一の解決―追放
第二の解決―強制収容
最終的解決―殺戮
ヴァンゼー会議、あるいはポンテオ・ピラト
法を遵守する市民の義務
ライヒ‐ドイツ、オーストリアおよび保護領―からの移送
西ヨーロッパ‐フランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、イタリア―からの移送
バルカン諸国‐ユーゴスラビア、ブルガリア、ギリシャ、ルーマニア―からの移送
中欧‐ハンガリー、スロバキア―からの移送
東方の殺戮センター
証拠と証人
判決、上告、処刑
著者等紹介
アーレント,ハンナ[アーレント,ハンナ] [Arendt,Hannah]
1906‐1975。ドイツのハノーファー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで「アウグスティヌスの愛の概念」によって学位取得。ナチ政権成立後(1933)パリに亡命し、亡命ユダヤ人救出活動に従事する。1941年、アメリカに亡命。1951年、市民権取得、その後、バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の教授・客員教授などを歴任、1967年、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの哲学教授に任命される
大久保和郎[オオクボカズオ]
1923年東京に生まれる。慶應義塾大学文学部中退。独・仏文学を専攻。1975年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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