わたしは邪魔された―ニコラス・レイ映画講義録

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  • サイズ B6判/ページ数 49,4/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622042686
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C1074

出版社内容情報

ジェームズ・ディーンの魂を揺さぶる名演技で、今なお不朽の青春映画『理由なき反抗』。この名作を撮ったのは、1950年代ハリウッドを代表する天才監督、ニコラス・レイその人である。

ゴダール、ヴェンダース、エリセ、タランティーノといった錚々たる監督たちが、こぞってニック――それが彼の愛称であった――に最上級の賛辞を捧げ、『孤独な場所で』『大砂塵』をはじめとする、数々の彼の傑作群は現在、世界映画史上の輝かしい頂点として、揺るぎない位置を占めるに至っている。

本書は、彼が晩年、精力的に映画製作の教鞭を執った貴重この上ない講義の記録に、多彩な自伝的エッセイを加えた「決定版ニック・ブック」ともいうべき一冊である。

妻スーザンの言葉を借りれば、「ニックにとって、教えることと生きることは同じだった」。名匠の、映画を、演技を、何よりも人生を明察する珠玉の言葉に触れて欲しい。

Nicholas Ray(ニコラス・レイ)
1911年生まれ。1979年歿。冷戦時代のアメリカを代表する映画監督。戦前から左翼系演劇にかかわり、戦後、ハリウッドにわたる。代表作にジェイムズ・ディーンの名を不朽のものにした『理由なき反抗』や男性メロドラマ『黒の報酬』『にがい勝利』など。出演作に『アメリカの友人』『水上の稲妻』(ともにヴィム・ヴェンダース監督)など。晩年、ニューヨーク大学、ニューヨーク州立大学ビンガムトンなどで後進の育成にあたり、そのときの講義録が本書の中核をなしている。

訳者:
加藤幹郎(かとう・みきろう)
1957年生まれ。京都大学総合人間学部、同大学院人間環境学研究科助教授。著書に『映画とは何か』(みすず書房、第11回吉田秀和賞受賞)、『映画ジャンル論』(平凡社)、『映画――視線のポリティクス』(筑摩書房)など。

藤井仁子(ふじい・じんし)
1973年生まれ。京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程在籍。日本学術振興会特別研究員。共著に『光と影の映画史――撮影監督・宮川一夫の世界』など。論文に「日本文化映画批判」(第3回京都映画文化賞受賞)など。

内容説明

『理由なき反抗』『大砂塵』の天才監督が語る映画・演技・人生。本書は、彼が晩年、ニューヨーク大学ほかで精力的に映画製作の教鞭を執った、貴重この上ない講義の記録に、多彩な自伝的エッセイと写真を加えた「決定版ニック・ブック」ともいうべき一冊である。

目次

導入そして基本ルール
モノローグ、集中力、アクション、目、情動記憶のコントロール
バックストーリー、下準備、まちがったスタート、監督の息抜き
感覚記憶、見せることと無理強い、いま何時だい?
時間待ち、アクション、予期、「腰をおろす」
キャメラ、我知らずの演技
スクリプト分析
人工物、小道具の利用、シェイクスピアを演ずること、「印を付けたところに立つ」演技
思考へといたるアクション、ヒーロー
キャラクタライゼーション〔ほか〕

著者等紹介

レイ,ニコラス[レイ,ニコラス][Ray,Nicholas]
1911年生まれ。1979年没。冷戦時代のアメリカを代表する映画監督。戦前から左翼系演劇にかかわり、戦後、ハリウッドにわたる。代表作にジェイムズ・ディーンの名を不朽のものにした『理由なき反抗』や男性メロドラマ『黒の報酬』、『にがい勝利』など。出演作に『アメリカの友人』、『水上の稲妻』(ともにヴィム・ヴェンダース監督)など。晩年、ニューヨーク大学、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校等で後進の育成にあたった

加藤幹郎[カトウミキロウ]
1957年生まれ。京都大学総合人間学部・同大学院人間環境学研究科助教授

藤井仁子[フジイジンシ]
1973年生まれ。京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程在籍。日本学術振興会特別研究員
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