内容説明
両手切断。その流転は、ひとを仮借なきゲリラ司令官が辿った過酷な運命に、次々と引きずり込んでいった。キューバを踏査、最新資料を慎重に解読し、克明に再構築された、最期の瞬間。チェ・ゲバラの死の全貌と、なお脈打つ魂の鼓動を渾身のルポで伝える決定版。
目次
Pr´ologo 切断された両手首を追って(1996年)
第1章 ユーロ谷の戦闘(1967年10月8日)
第2章 イゲラ村の捕囚(1967年10月8日夜)
第3章 チェ・ゲバラの処刑(1967年10月9日)
第4章 バジェグランデの奇蹟(1967年10月)
第5章 生き残ったゲリラたち(1967年10月~68年1月)
第6章 アンデス高原の逃避行(1968年2月~3月)
第7章 野戦日記と両手首の行方(1968年~70年)
Ep´ilogo 三十年後におこなわれた国葬(1997年)