内容説明
奇想天外な妖怪大戦争絵巻に現代の作家たちが挑む空前絶後の書きおろし競作集。モノノケ文学賞/全入選作品を一挙掲載。巻末特別収録/山本周五郎『風流化物屋敷』。
著者等紹介
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、横須賀市生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。元『幻想文学』編集長。アンソロジスト。ホラー評論家。“怪談之怪”発起人。オンライン書店bk1にて「東雅夫のHORROR*WEB怪奇幻想ブックストア」を担当。現在、『幽』編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
49
執筆陣の豪華さはもとより、この分厚さ、そして値段(定価5,000円)である。宇野亜喜良氏の幻の美麗絵本を巻頭カラー。色んな意味で完全に趣味の本だが(なんせ読んでる間中、重いのなんの。そこはそれ、手だけのモノノケに支え、めくってほしかった)、実はヤスミン目当てで読んだ。いやぁーもう、この執筆陣のなかで相変わらず、いい意味で浮いてる( *´艸)カプセル妖怪大戦争なSFで、相変わらず会話の噛み合わないイラつき具合にキュンとしたわ。『平気の平太郎』童話風で楽しかった。『逆しま屋敷』流石の切れのよさ。2021/01/06
poke
7
みっちり楽しめる一方、波があって疲れた2018/08/31
5〇5
5
妖怪ファン注目! 江戸時代に、16歳の稲生平太郎が肝試しで1か月間、物の怪による怪異を体験するという物語「稲生物怪録」をモチーフにした作品集だよ。とにかく、モノノケ大集合の20作品にして、667ページで厚さ5cmという大ボリュームなんだよね。それにしても、いろんなアレンジの仕方があるもんだな。先の原典を知らなくても問題なし。退屈はしないね。(K)2024/03/26
A10
5
様々な書き手による「稲生物怪録」が楽しめる贅沢な一冊。豪胆な主人公。化物屋敷。襲いかかる怪異の数々。怪異の正体。等々、一定のストーリーを持つ「稲生物怪録」の中から、それぞれの書き手が何に注目しているのか、どのように解釈しているのか分かるのが面白い。正当な怪談。幻想譚。推理もの。冒険譚さらにはSFまでアレンジも幅広く。元の話を知らなくても充分に楽しめた。2016/09/19
凛風(積ん読消化中)
4
一体、何年「読んでいる本」に放置していたのだろう? 厚さ5センチなもんで、なかなか読めなかったけれど、今は達成感でイッパイ。稲生モノノケ録に想を得た中短篇のアンソロジー。一般公募作品もあって、バラつきはあるけれど、やはり、皆川博子は別格。山本周五郎がコメディタッチの時代ものを書いていたのも意外。2015/05/06
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