稲生モノノケ大全 陽之巻

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  • サイズ A5判/ページ数 31,6/高さ 22cm
  • 商品コード 9784620106953
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0093

内容説明

奇想天外な妖怪大戦争絵巻に現代の作家たちが挑む空前絶後の書きおろし競作集。モノノケ文学賞/全入選作品を一挙掲載。巻末特別収録/山本周五郎『風流化物屋敷』。

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、横須賀市生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。元『幻想文学』編集長。アンソロジスト。ホラー評論家。“怪談之怪”発起人。オンライン書店bk1にて「東雅夫のHORROR*WEB怪奇幻想ブックストア」を担当。現在、『幽』編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

poke

7
みっちり楽しめる一方、波があって疲れた2018/08/31

5〇5

5
妖怪ファン注目! 江戸時代に、16歳の稲生平太郎が肝試しで1か月間、物の怪による怪異を体験するという物語「稲生物怪録」をモチーフにした作品集だよ。とにかく、モノノケ大集合の20作品にして、667ページで厚さ5cmという大ボリュームなんだよね。それにしても、いろんなアレンジの仕方があるもんだな。先の原典を知らなくても問題なし。退屈はしないね。(K)2024/03/26

A10

5
様々な書き手による「稲生物怪録」が楽しめる贅沢な一冊。豪胆な主人公。化物屋敷。襲いかかる怪異の数々。怪異の正体。等々、一定のストーリーを持つ「稲生物怪録」の中から、それぞれの書き手が何に注目しているのか、どのように解釈しているのか分かるのが面白い。正当な怪談。幻想譚。推理もの。冒険譚さらにはSFまでアレンジも幅広く。元の話を知らなくても充分に楽しめた。2016/09/19

凛風(積ん読消化中)

4
一体、何年「読んでいる本」に放置していたのだろう? 厚さ5センチなもんで、なかなか読めなかったけれど、今は達成感でイッパイ。稲生モノノケ録に想を得た中短篇のアンソロジー。一般公募作品もあって、バラつきはあるけれど、やはり、皆川博子は別格。山本周五郎がコメディタッチの時代ものを書いていたのも意外。2015/05/06

てまり

3
見慣れない作家名と、内容もかなりバラつきがあるなぁと思っていたら、一般公募の入選作品が数点含まれているよし。それもバラエティに富んだ内容として楽しめ、 本編653ページという厚みも重くて持ち運びにくい点を除けばあまり気にならない。好みから言うと、巻末の山本周五郎「風流化物屋敷」は別格として、冒頭の宇野亜喜良の絵本「ぼくはへいたろう」、京極さんの「旧耳袋」、加門七海「文月問答」が良かった。2005/09/18

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