内容説明
第二次世界大戦中、アウシュビッツのガス室で十三年の生涯をおえた、ハンナ・ブレディ。半世紀後、偶然、ハンナがのこした旅行かばんと日本でであった、石岡ふみ子。ハンナはどんな少女だったのか。そして、彼女に何がおきたのか―?ふみ子のハンナ探しがはじまった。小学校上級から。
目次
二〇〇〇年冬 東京―かばんに書かれた白い文字
一九三〇年代 ノブ・メスト―美しい故郷、幸せな家族
一九九八年から二〇〇〇年 東京―かばんとの出会い
一九三八年 ノブ・メスト―仲の良い兄と妹
二〇〇〇年三月 東京―ハンナってどんな女の子?
一九三九年 ノブ・メスト―しのびよる恐怖
二〇〇〇年三月 東京―ふみ子を動かす十三歳の死
一九四〇年秋から一九四一年春 ノブ・メスト―たった一人の学校
二〇〇〇年四月 東京―ハンナがかいた絵が残っていた!
一九四一年秋 ノブ・メスト―母のいない日々、そして…〔ほか〕
著者等紹介
レビン,カレン[レビン,カレン][Levine,Karen]
カナダでラジオ番組の作成にたずさわり、数々の賞を受賞。ドキュメンタリー番組“Children of the Holocaust”では、Peabody Awardを受賞。CBCの番組“As It Happens”では総監督をつとめた。その他にもホロコーストに関する番組を多数作成
石岡史子[イシオカフミコ]
東京生まれ。英国のリーズ大学院開発学部にて南北問題や女性の人権、教育問題を学ぶ。修士課程を修了後、帰国して、1997年、子どものためのアンネ・フランク展示館を開設しようというNGO団体に事務局スタッフとして参加。1998年10月、ホロコースト教育資料センターと改名、移転後、代表に就任。2004年、ヨーク大学(カナダ)より名誉博士号授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
ヒデミン@もも
南
ヒラP@ehon.gohon
MILKy