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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
37
ああ、これは子どもの頃にも読みたかった。今読んでもとびきり素敵なのだけれど、子どもの頃にふたごと出会えていたら、きっと大好きな友達が増えたように思っただろうから。クレア学院に入学することになったパットとイザベル。ふたごはとても高慢で見栄っぱりなのだけれど、新しい学校に馴染むうちに彼女たちは成長していく。型にはまった優等生になるのではなく、おちゃめでいたずら好きなのびのびした魅力は変わらないところがいい。真夜中にパーティをしたり、サーカスを観に行ったり、これを読むと寄宿舎の生活にちょっぴり憧れる。2017/11/09
emi
36
CREAの少女文学特集から気になっていた、おちゃめなふたごシリーズ一作目。本当にとても楽しくて微笑ましい作品でした。14歳のふたご、パットとイザベル。何をやらせても一番で人気者だったからか高慢ちきで思い上がりの強い2人が、両親の決めたクレア学園へ入学させられることに。そんなふたごが少しずつ人と打ち解けていく様子がとても良かったな。日本と違って、寄宿学校だからか、学校生活だけでなく生活も一緒になる分、濃い時間を過ごします。親からすれば寂しい制度かもしれないけど、私はこういう学校に通ってみたかったなと思います2016/02/04
たぬ
23
☆4 全寮制の女子学院、おまけに6学年もいるなんてそりゃトラブルが起きないわけがないでしょ。パットとイザベルは一卵性の双子だけど性格は全然違っていて、クラスメートや上級生、先生たちの個性もくっきり描き分けられていて読んでいて楽しかったし「そういうことあるある！」が頻繁だった。ミドル～ハイティーンの女の子ってどこの国でも一緒だね。ケネディ先生のエピソードが最も印象深かったな。田村セツコによる昭和の乙女感満開な挿絵も好き。2023/06/26
はるき
16
小学生の時大好きだったシリーズを新装版で読む。双子のワガママ姉妹が厳格な寄宿学校で反発しながら成長していく過程を明るいタッチで描く名作少女小説。昔読んだ当時は寄宿学校生活にも双子の姉妹にも強く憧れたものだ。今でもこのシリーズ大好きです。2016/04/02
Miho
9
イーニッド・ブライトン『おちゃめなふたご』読了。寄宿学校というときめきの舞台設定だからだけど、友だちとの日々を描くだけでこんなにおもしろくなる？ストーリーの展開の早さと、主人公の感情の振り幅の大きさが少女漫画を読んでるみたい。装丁と挿絵もかわいい。小学生のときに読んだのを再読2021/12/25
