僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話

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僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584139370
  • NDC分類 368.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

NHKのアナウンサーとして順風にキャリアを重ね、東京勤務になってからは夕方5時の帯ニュース番組を担当し、「さあこれからだ!」という矢先に違法薬物で逮捕。さらに違法という自覚も無く、自分自身で製造まで行っていたという。そんな氏が、そもそもなんで薬物に手を出したのか、依存するようになったのか。後悔と懺悔の独白および、底からのリカバリーなど、自身の経験をこと細かに独記し、薬物使用に対する警鐘本とする。

内容説明

報道する側から一転して報道される側に転落し、後悔と懴悔の日々から、ついにはうつ病を発症。薬物使用者はいかにしてリカバリーするべきか。NHK「シブ5時」リポーターだった著者の逮捕・勾留の内幕と、自責の念から発症したうつ病との向き合い方。いったい薬物逮捕者はどう立ち直ればいいのか。

目次

第1章 逮捕前日
第2章 湾岸署勾留30日間
第3章 NHK懲戒解雇
第4章 進行するうつ病
第5章 依存症回復施設通院
第6章 どん底からの立て直し
第7章 違法薬物と報道
特別対談 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存症センターセンター長・松本俊彦×塚本堅一―薬物依存のレッテルから社会的に回復できる世の中に

著者等紹介

塚本堅一[ツカモトケンイチ]
元NHKアナウンサー。明治大学卒業後、2003年にNHKに入局。京都や金沢、沖縄勤務を経て2015年に東京アナウンス室に配属。月曜~金曜の夕方5時の帯番組『ニュース シブ5時』のリポーターを担当し、夕方5時台の顔になる。2016年1月に液体状の危険ドラッグ「ラッシュ」の所持・製造で逮捕され、翌2月にNHKを懲戒免職となった。釈放後はうつ病になり、国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師の勧めで、依存症からの回復施設「RDデイケアセンター」に通所。現在は自助グループに参加しつつ、依存症予防教育アドバイザーとして、依存症関連イベントにて司会や講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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JILLmama

28
薬物で逮捕される著名人が多い。 薬物中毒=悪 のイメージはなかなか払拭出来ないけど ただ悪いと批判していてもその人は救われないし 元に戻れない。様々ある「依存症」のひとつとして 治療しなくてはならないと。2020/01/18

くさてる

22
依存症でも常習者でもなく、ただ軽い気持ちで違法薬物を作れるキットをネットで購入した結果として起きた出来事が、飾らない文体でつづられています。NHKのアナウンサーだった著者、その心の揺れ動きが読んでいて身に迫るようで、リアルだった。逮捕から失職、社会復帰を目指しての道のりまでがよく分かります。そして薬物依存にどう社会が向かうべきかということも。専門家として名高い松本俊彦先生も登場して、読み応えのある内容です。2019/09/28

アコ

20
違法と知らずにラッシュを使用し、逮捕・有罪判決・懲戒解雇された元NHKアナウンサーの手記。/捜査官乗り込み・問答→マトリへ、逮捕宣言や弁護士選び、マトリ→湾岸署→検察庁送検などの描写がとても細やか。こんなかんじなのかー!依存症の回復プログラムを経て現在は予防教育アドバイザーとして活動する著者。報道する側にいたからこそ感じる“バッシング報道”について語るくだりが興味深い。罪を深く反省し、再起したい人の妨げになるのは考えものだ。実直な人柄が表れているまっすぐで読みやすい文章。2020/05/20

ochatomo

15
期間限定全文無料公開キャンペーン にて 使用の経緯や逮捕後の拘留生活がとても分かりやすく書かれていて身近に思えた 一読おすすめしたい 『アディクションの反対は、コネクション』 執筆中にピエール瀧さんが逮捕されたそうで、その件は書き急いだ(まだ消化できていない)感じあるが、それ以外は著者自身について書かれ真面目さが際立つ 2019刊2020/03/11

Hong Kong @新潮部2024

12
著者の真面目な人柄に惹かれた。また、最後に著者と松本医師との対談で、松本医師が、”教養人とは、学歴や勉強ではなく、心が開かれている人、他人の不祥事にバッシングは起こるけど、身内や恋人には無理でしょ。だから、今の時代に求められているのは、決して”他人事にしない社会”なんです。”という内容を述べている点に共感しました。2020/03/30

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