ベスト新書<br> 五感の哲学―人生を豊かに生き切るために

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ベスト新書
五感の哲学―人生を豊かに生き切るために

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584125113
  • NDC分類 115.5
  • Cコード C0210

出版社内容情報

昨今、人間らしく幸せに生きるうえで最低限持ち合わせていないといけない五感(味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚、そしてその五感の混合)が鈍くなっているか、あるいは失われていないか。気鋭の女性哲学者が説く、指南の書。

内容説明

世界をよく見て聴いて嗅いで味わって触れてみることが、私たちが死の床まで携えてゆくことのできる至福のよろこびを構築してくれるでしょう。五感の哲学という試みは、ものごとをただ抽象的に考えるのではなく、自分の身体感覚を敏感にして、まずは身体全体で世界から降り注ぐシャワーを感じてみることです。この一度きりの人生を豊かに生き切って、この世を味わい尽くして、あの世に旅立つ道を辿ることが、本書のテーマです。

目次

序章 五感の危機、危機の五感
第1章 味覚―命にかかわる美味しさ
第2章 嗅覚―懐かしさは香りとともに
第3章 触覚―内と外に微風を感じて
第4章 聴覚―心を震わせてみて
第5章 視覚―未知の光景を見たい
第6章 五感の融合―開いて閉じて思い出して
終章 こころの温泉

著者等紹介

加藤博子[カトウヒロコ]
1958年生まれ。新潟県出身。文学博士(名古屋大学)。専門はドイツ・ロマン派の思想。大学教員を経て、現在は幾つかの大学で非常勤講師として、美学、文学を教えている。また各地のカルチャーセンターで一般向けにやさしい哲学講座を開催し、さらに最近は「知の訪問介護」と称して各家庭やご近所に出向き、文学や歴史、哲学などを講じて、日常を離れた会話の楽しさを提供している。『五感の哲学―人生を豊かに生き切るために』は初の著作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kikuyo

20
感覚というきわめて個人的な作用について「内に広がる小宇宙を冒険する探検記」。こういった試みはどうかすると、散らかって終わりになってしまうが、文学、音楽、哲学、と奥行きのある考察でなかなか素敵な探検記となっている。感覚器官は、遮断器官としても機能している。確かに可視光以外のあらゆる波長帯でモノを見ることは不可能だ。あらゆる周波数の音を聞くことはできまい。自分だけが過ごした素敵な時間や記憶とだけ戯れる時間は、一瞬時空へと旅することができる豊かな時間となる。「五感が想像力の糧となるように」繊細に働かせよう。2016/06/14

inami

17
◉読書 ★3.5 味覚:美味しさの体験は味覚だけで成立しているのではなく、心の状態に左右される。嗅覚:私たちは身の回りから悪臭を遠ざけると同時に、匂いに対する感受性や想像力をも弱体化させてしまった。聴覚:音は、静かに聴こうとする者に聴こえてくる訪れ、自分のこころのありよう。視覚:自分は一体何を見たがっているのか、何を見まいとしているのか。五感の融合:江戸時代の禅僧仙厓の「一円相画賛」、時間をかけてじっくり見ると、過去に体験した似たような感覚の記憶がよみがえってくる(お饅頭に見えてくる)。五感・語感磨くぞ!2018/07/14

Humbaba

12
嗅覚は数値化することが難しい。匂いは何もしなければ時間が立てば消え去ってしまうものであり、かつてはそうやってきてていくのが当たり前のことであった。それに対して人間はどんどん社会を変えていき、香水という形で匂いを固定することすら可能にした。確かにそれは技術の勝利とも言えるが、もともとの本質を忘れていないかを振り返ることも大切である。2016/06/26

さこちゃん

11
便利さ故、本来人間に備わっているはずの五感が衰えている。あらゆるものが五感を働かせる事なく、はっきりした形を持って目の前に提示される現代。しかし人生を豊かにするためには、意識して五感を鍛え、感じ、想像する。五感それぞれの相乗効果により、更に敏感に空気を感じる。感性豊かに生きていきたい。2016/09/01

おさと

2
気づかないと気づけない、「気づいている」という感覚。もっと繊細に豊かに、意識を向けて行きたい。2020/01/12

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