平凡社新書<br> 最新恐竜学

平凡社新書
最新恐竜学

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  • サイズ 新書判/ページ数 275p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582850116
  • NDC分類 457.87
  • Cコード C0244

内容説明

中生代の陸上を二億年にわたって支配した恐竜たち。彼らは最も成功をおさめた動物群だったにもかかわらず、ブラキオサウルスなどの巨大な体のしくみ、温血なのか変温なのか、どのように繁殖をしていたのか、そして絶滅の原因は等々、いまだに謎ばかりだ。一人歩きする迷説・妄説を糺し、最新の研究成果から恐竜の真の姿を明らかにする。

目次

第1章 恐竜とは何ものか(地球の生物史をふり返る;恐竜学の先人たち;中生代の大進化 ほか)
第2章 恐竜の生きていた時代(当時の環境を知る;恐竜時代の幕開け;大陸の分裂、そして多様性の時代へ ほか)
第3章 “巨人”たちの生態学(温血説の真贋;恐竜の繁殖様式;巨大化の謎 ほか)
第4章 絶滅説の虚実(地球は進化と絶滅のくり返し;絶滅原因を考える)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

7
カメ類などの爬虫類研究で有名な平山廉さんによる、恐竜に関する解説書です。ここしばらくの恐竜学の進歩は早いですから、この十年前の本と今の間に情報のタイムラグはあると思います。でも、新しいから常に正しいとも限らない。読んでみるて、古生物研究に対するアプローチが気に入りました。 恐竜絶滅に関して、人気のある隕石落下説に関して反証しています。もし巨大隕石で「核の冬」が起きて絶滅が一気に起こったのなら、なぜ哺乳類や、カメやワニなどの爬虫類などの生体数はほとんど変動していないのか、と。そんな説もあり、なのかな。2010/05/15

抱月

1
恐竜を中核に据えながらも、俯瞰的な捉え方で考察を伸べられている、とても興味深い一冊に感じました。「おわりに」として述べられている言葉は痛烈にして痛快。「恐竜」のみに留まらず、中生代の新たな見方を教えられた気がします。2012/09/22

いちはじめ

1
なんか僕が子供の頃きいたのと全然違う……。科学関係は最新の知見をおさえとかないとまずいなぁ。1999/07/30

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

0
恐竜の神格化に警鐘を促す本。ここまで恐竜研究は廃れたのかと思うと悲しくなります。2008/10/16

gachin

0
小学生の時に、本書にて初めて「サイエンスとしての恐竜」に触れた衝撃を思い出す。思い入れの一冊。

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