カステラ文化誌全書―East meets West

カステラ文化誌全書―East meets West

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 239p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784582828924
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

内容説明

西洋からの贈り物カステラは、なぜ和菓子として結実したのか。十六世紀、日本人とポルトガル、スペイン人との出会いを、カステラを核に壮大かつ精緻に描く、スペクトル食物文化史。

目次

第1部 カステラのルーツを訪ねて(ポルトガルからの手紙;カステラのルーツ、ビスコチョをめぐる旅 ほか)
第2部 カステラ・ロード(日欧食文化の出合いと変容;中国菓子と南蛮菓子 ほか)
第3部 カステラの誕生(カステラの生まれた自由交易都市、長崎;カステラと村山等安 ほか)
座談会―カステラは洋菓子か、和菓子か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

15
まるごと一冊カステラの本。カステラの起源であるポルトガルの文化から始まり、日欧の食文化がどのように混合し、カステラとなって生まれたのか、カステラそのものの味わいや製法について、などなど。まさにカステラ尽くしの内容で、面白かったです。カステラでは老舗の福砂屋の企画。確かに福砂屋のカステラは美味しいことを思い出したり。個人的には、カステラのルーツとして、普段あまり目にする事のないポルトガルの焼き菓子について詳しく解説されてたところがとくに面白かったです。2015/11/10

КИТАРУ МУРАКАМУ

2
たぐいまれなカステラの文化史であり、ポリュームがある。老舗中の老舗である福砂屋が企画し、独自の調査研究がまとめられた本書は、取材・探求ともに徹底しており、唯一無二といっていいほど「カステラとは何か?」という問いに肉薄したもの。大変興味深い。知られざる日本史の地下水路には、こうした食文化史があったりして、あらためて16世紀の大航海時代の重要さを痛感する次第。ウォーラーステインの「世界システム」読もう。2013/02/08

偽教授

0
古臭い上にバタ臭い本。類書が少ないから価値はあるが。2018/06/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1864732
  • ご注意事項

最近チェックした商品