平凡社ライブラリー<br> 霧のなかのゴリラ―マウンテンゴリラとの13年

平凡社ライブラリー
霧のなかのゴリラ―マウンテンゴリラとの13年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 453p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764291
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0345

内容説明

三十代になって単身東アフリカの火山地帯に飛び込んだ米国人女性、ダイアン・フォッシー。まったくのゼロからマウンテンゴリラの調査研究センターを立ち上げ、かたや密猟者との妥協なき闘いを繰り広げる。ゴリラとともに生き、死んだ彼女の鮮烈な半生と、愛すべきゴリラ家族群の年代記。

目次

カール・エイクリーとジョージ・シャラーの山地草原
再出発(カリソケ研究センターの設立)
カリソケ調査域の概観
三世代の家族(グループ5)
とらわれの身のみなし児たち(ココとパッカー)
カリソケ研究センターにやってきた動物たち
家族群の自然消滅(グループ8とグループ9)
カリソケ研究センターを訪れた人々
新しいシルバーバック・リーダーの誕生(グループ4)
安定した家族群の成長(グループ4)
密猟者による大虐殺(グループ4)
新しい家族群の形成(ナンキー・グループ)

著者等紹介

フォッシー,ダイアン[フォッシー,ダイアン][Fossey,Dian]
1932‐1985。アメリカ出身のゴリラ研究者。セラピストとして働いていた1963年アフリカを訪れ、マウンテンゴリラの調査・研究を志す。67年、東アフリカ・ヴィルンガ火山群の山中に入り、単身で調査研究センターを立ち上げる。以降一貫して同地のマウンテンゴリラの調査と密猟からの保護運動に取り組み、ゴリラ研究の第一人者となる。しかし、85年12月、同地で他殺体で発見される
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イボンヌ

8
マウンテンゴリラの事よりも、どうしても密猟者との遭遇の事が気になりながら読みました。この本が原作の映画を昔見ました。衝撃的なゴリラの生態も書かれています。2018/04/28

とくま

4
×P9。2020/03/24

Y.Yokota

3
ルワンダ・コンゴ・ウガンダにまたがるヴィルンガ火山地帯でのマウンテンゴリラ研究とその生活をまとめたダイアン・フォッシーの主著。そこに至るまでにも紆余曲折あるわけですが、諦めないこと、そして人の繋がりが彼女を研究者にしたのだと思います。文字通りゴリラに密着して知ったゴリラの生態がとても詳しく書かれていますが、それ以外では現地の危険な情勢や密猟者との攻防、保護のための観光のあり方など興味深いトピックスをいくつも見ることが出来ます。年月を共に過ごしたゴリラの死体を目撃した時の気持ちはいかばかりか。2021/06/23

とだうず

1
アフリカで野生環境下で暮らしているゴリラの中に混ざり合い、観察しながら、十数年間フィールドワークを続けた記録の本だ。エッセイ集のような軽い読み物だと思っていたら、半専門的な本なのでおどろいた。描写が細かく、400ページをゆうに超えるボリュームで、しかし読んでいておもしろい。何より、著者の熱意の凄さに驚かされる。2021/07/11

クロスリバーゴリラ

0
ゴリラ研究のレジェンドによるマウンテンゴリラの観察記録である。多くはゴリラの群れのメンバーの移動であったり繁殖についてが記述されている。他にも大きなテーマなのか密猟者たちとの拮抗した戦いが記録されている。しょうがないことではあるがやはりゴリラに肩入れいすぎているので密猟者の死に喜んだりしていて、密猟者側の事情が見えてこないので単なる悪者で終わらせて欲しくないなぁという感じです。2022/10/02

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