出版社内容情報
【あらすじ】
「理人、最後に伝えておきます」
祖母の節さんがぼくに託した、中身のわからない封筒。
節さんが伝えたかったことは何? そもそも、節さんってどんな人だった?
疑問を抱えながら、ぼくは「苦手なあいつ」とドイツへ向かうことになった。
光あふれる異国のクリスマスマーケットで、ぼくが得たものは……。
【目次】
内容説明
「理人、最後に伝えておきます」祖母の節さんがぼくに託した、中身のわからない封筒。節さんが伝えたかったことは何?そもそも、節さんってどんな人だった?疑問を抱えながら、ぼくは「苦手なあいつ」とドイツへ向かうことになった。光あふれる異国のクリスマスマーケットで、ぼくが得たものは…。
著者等紹介
イノウエミホコ[イノウエミホコ]
愛知県に生まれる。『学習塾グリーンドア 生徒が生徒を募集中!?』(ポプラ社)でデビュー。「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
64
【読書感想文コンクール高学年課題図書】高学年部門の中ではボリュームもなく読みやすそうだと手に取ったのだが。主人公理人がどうにも好きになれず、同行者のマサムネも大人げなく、祖母節と双子の妹レイも取り巻く家族たちも遠い存在だった。課題図書だけど、どうだろうか。人は人を攻撃したり、嫌ったり、否定したり、蔑んだり、決めつけたりするけれど、そこに自分の場所はない。愛し、共感し、認め合うなかで関係は作られていく。そうして自分のいるべき場所を自ら探し当てることができるのではとこの歳になって痛感する。2026/06/02
かな
33
主人公のリヒトにいまいち共感できなかった。祖母の事を節さんって呼ぶし、大学生の正宗の事をマサムネ君、またはマサムネって呼び捨てだし。自分を神童って何、北尾君の件もなんかいけ好かない。節さんも節さんで、自分たちの複雑な家庭環境や姉妹、義理の弟との関係を孫に押し付けるなよって感じでした。レイさんとマサムネが大らかで良い性格だったのでリヒトも感化され、最後には少しずつだが周りの事も視える子になっていったのがすくいでした。主人公の心情の変化がこの本のねらいかなぁと思いました。2026/06/02
seacalf
33
中学受験の勉強真っ只中の理人くん。大好きだった祖母節さんのご利益ある写真を取り返しに、はるばるドイツへ!旅のお供は親戚で大学生のマサムネくん。こましゃくれた態度で旅先でも勉強したり、イレギュラー対応にすぐイライラするが、現地で自分の英語を通じると喜びのあまりマサムネくんとハイタッチをするところ、微笑ましい。ケルン大聖堂やヘルマン・ヘッセゆかりのマウルブロン修道院、そして魅力たっぷりのミュンヘン観光を挟み、レイさんとの交流の果てに頑なだった理人くんに成長の兆しが伺えるラストは爽やかな読後感をもたらす。2026/05/10
りらこ
31
課題図書高学年の部。リヒトが私の生徒としていたら、合わない子だ、と勉強のみのお付き合いになるところだ。正しいことを行いたい気持ちが強く視野が狭い。これで国語どうやって得点するん?大好きだった祖母が亡くなり、遺言的に受け取った白い封筒。これを渡しにドイツまで。同行の親戚大学生マサムネ。この本を小学生に読ませるとしたら、理人は周りの意見と自分の意見が違うことに、最初どうだったか、ラストはどうなったか、を読み比べて何があったのか、自分ならどうか?あたりか。祖母の節さんは、理人をどう導きたかったのかな。2026/05/23
tan
21
小学生がいきなりドイツへ行こうなんて突拍子もない話ですが、従兄弟のマサムネと共に旅をするうちに中学受験で凝り固まったリヒトの心も少しずつ柔らかくなっていき良かったです。亡くなった祖母の過去を知る旅ですが、さほど重要な内容でなく、どちらかと言えば旅の先々でのクリスマスマーケットや教会のシーンが印象的でした。2026年読書感想文課題図書なので読みやすかったです。2026/06/15




