出版社内容情報
安打製造機・榎本喜八、背面投げ・小川健太郎、優勝請負人・江夏豊、最も美しい本塁打・田淵幸一等、ファンを魅了した名人たちの物語。
内容説明
３割６回、史上３人目の２０００本安打、元祖安打製造機・榎本喜八。はじめてバック・トスをみせた守備の職人・鎌田実。「野球は一人でもできるわい」の名言を残した優勝請負人・江夏豊。フォークボールを引っ提げ単身メジャーに乗りこんだドクターＫ・野茂英雄…誰にも真似できない名プレーの裏側には想像を絶する苦悩と葛藤があった。丹念な取材を通していま明らかにされる真実のドラマ。
目次
球界一の演出家―根本隆夫
悲劇の３塁手―三宅秀史
ファンに魅せる野球―大沢啓二
“安打製造機”のニックネーム―榎本喜八
遅れてきた名将―仰木彬
天才的な勝負カン―豊田泰光
鉄腕と繊細な心―稲尾和久
賛否両論の“バック・トス”―鎌田実
“破れグラブ”の職人―中登志雄
夢を売る天才―長嶋茂雄
主役になった月見草―野村克也
たった２球の背面投げ―小川健太郎
脚の革命児―広瀬叔功
生れついての内野手―高木守道
奪三振率１００％の夢―江夏豊
元祖、燃える男―星野仙一
最も美しいホームラン―田淵幸一
ベースボールがしたかった―野茂英雄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーくん
7
再読→→→3割6回、史上3人目の2000本安打、元祖安打製造機・榎本喜八。はじめてバック・トスをみせた守備の職人・鎌田実。「野球は一人でもできるわい」の名言を残した優勝請負人・江夏豊。フォークボールを引っ提げ単身メジャーに乗りこんだドクターK・野茂英雄…誰にも真似できない名プレーの裏側には想像を絶する苦悩と葛藤があった。丹念な取材を通していま明らかにされる真実のドラマ。2021/08/23
アメヲトコ
4
96年刊。昭和の職人気質なプロ野球選手たちについて、そのエピソードを語った列伝本。読者なら周知のごとく、著者の文章は、男の人生だの血の小便だのプロ野球史上ただひとりだの、やたら大袈裟な演歌調なのですが、それも昭和らしくてよし。解説がまた麻生千晶というあたりも夕刊紙っぽい感じ。内容では、鎌田のバックトス誕生秘話、広瀬と稲尾の牽制対決、ジョイナス高木の長嶋・堀内との因縁話が個人的に印象に残りました。2017/02/23
万次郎
3
やっぱりプロ中のプロは違う…と納得させられる本。 選手ごとにエピソードが書いてあり、短編小説を読むようなリズムで読めるののも良い。 著者が新聞記者時代に取材で得た実体験に基づいているので、信頼度が高く、裏話も面白い。2012/01/07
イチゴタルト
2
昭和選手の逸話を見て今の世代にはないパワーがあると思った。ちょっと大袈裟になっているかもしれないが8割は正しいと思うし面白く書かれているのでOKよ2017/12/20
