読書人の悦楽

読書人の悦楽

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569543789
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0030

目次

雑読学序説
蒐書学序説
書物随筆が迎えられている
現代書籍考
読書人の嘆きと問いかけ
出版情報誌のこのごろ
現代読者論
全集出版の伝統と未来
進行するムック現象
読書論を活殺する塩味
戦後風俗とカストリ雑誌
雑誌の多様化現象と読書意識の変質
週刊誌が文庫時代を準備した〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メイロング

2
20年前の本なのに、どうしてグイグイ読んでしまうのか。アマゾンや電子書籍を、生きてたらどう論じただろう。ビブリオバトルも読書メーターも、一種の書評行為。だれもが書評家となって発表できる世の中だからこそ、今、読みたい。2015/12/07

ぽんぽこ

1
初出が昭和50年代ですから、ちょうど40年前の著作になるわけですね。そうとは思えないほど、今読んでも新しい切り口だと思わせる読書論でした。名著名作ばかり勧められるがまま読んでも仕方ない、自分の役に立つ本を読め、そして自分だけの見解を持てーーというのが結論。とにかく名作だけを読めだの、この本を読んでいなければ読書家ではないだの言われている昨今、この論にはハッとさせられました。私が求めていた読書論はこういうものだったんだ、と。人にとやかく言われず、自分の血肉になるような本を読みたかったんだ、と。いい本でした。2021/04/22

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