目次
はじめに 史上最高の日本人論
第1章 新しい日本人論の確立
第2章 日本的思想の核を探る
第3章 貞永式目をめぐって
第4章 日本的社会と人間関係の原理
第5章 日本軍と戦争責任
第6章 現代社会への直言
第7章 処世の智恵・偉人たちの教え
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
funuu
2
機能集団であるべきはずの軍隊が、一種の協同体に転化し、組織的系統を無視して協同体話し合いをし、それが天皇を越えた絶対的な力をもってしまった一例である。こうなると、軍部という強大な協同体の要請が、すべての先に立ち、この要請の前には、法的、組織的統制はすべて不可能になってしまう いわば、日本を敗戦に導いた最大の要因は、軍部すなわち「軍隊一家」ともいうべき共同体の要請が、すべてに優先し、国民はその要請に対応すべき存在とされてしまったことである。簡単にいえば、軍共同体維持のため、機能集団としての軍隊がきするとい2014/10/22
パム
0
山本七平をネタに、シニカルな持論を展開するエッセイ集。身も蓋もない正論で左翼や幼稚な反権力を皮肉る様や、山本学を元にした日本人の分析は痛快でもあるが、反面「ユートピア」や「ビジョン」を示すことに否定的なその立ち位置は、反•反権力、反左翼以上のものにはなり得ておらず、残念ながら自身の知的アピールに留まっている。また、「日本の新聞はアメリカだけは何を言っても怒らないと思っている」など、現在からしたら信じられないような意見も書かれていて、90年代当時の日本人の気分を知るための資料として興味深い。2013/06/01
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