内容説明
五世紀、ブリタニアは闇のふちに立たされていた。ローマ文明の記憶は薄れ、浸透するキリスト教のまえに異教の神々はすたれつつあった。いがみあうブリタニア諸王国も侵略者をまえに結束はしたが,その結束はいかにも脆く、大王ユーサーの権威によってのみたもたれていたのだ。ところが大王にも死期が近づいていた。その跡継ぎは強力な指導者どころか、凍てつく冬の夜に生まれた幼子なのだった…。ユーサーの玉座を守り、諸王国をたばねて敵と対抗できるのはただひとり、アーサーしかいない。聖なる剣を手に、真の戦士アーサーはついに起つ。平和と勝利を奪還するために…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Riopapa
5
アーサーが伝説的な軍人から、1人の美しい女性に振り回される1人の男性に。いわゆるアーサー王伝説より、人間臭いストーリー。2018/03/28
サアベドラ
5
アーサー王伝説をもとにした歴史小説。ハードな戦闘シーン、歴史と伝説をベースにした暗めのストーリー、個性豊かな登場人物など、すべてがドツボでこれほど熱中した小説はないです。全体的に血腥い、泥臭い話なのでいわゆる騎士道ロマンス的なアーサー王物語を読みたい人は回避推奨。あとランスロットのファンも読んじゃダメです。ある程度グロテスクな表現が大丈夫で、骨太な歴史小説を読みたい人は手に取るべし。おすすめです。2007/03/16
明智紫苑
4
久しぶりに読む。このシリーズは単にアーサー王もの小説として面白いだけでなく、文学的価値の高い仮想歴史小説でもある。BGMはゲイリー・ヒューズのアーサー王二部作がピッタリ。しかし、ヒューズ版は音楽としては良作だけど、ストーリーはこのコーンウェル版の劣化コピーなんだな。ヒューズさん、コーンウェルさんに訴えられなかったのかな? 他にアーサー王絡みのCDをオススメするなら、葛生千夏さんの『THE LADY OF SHALOTT』だが、多分入手困難だろう(私は運良くアマゾンで買えたが)。2016/09/03
shou
4
骨太な戦記として描くアーサー王伝説。騎士道やロマンの香りはなく、ハードで泥臭いけれども、読み応えあり。もしかしたらこんなことがあったのかもしれないと思わせてくれる。2014/10/08
りんこ
3
アーサー王伝説の本を一冊読み終わったのでもう少し小説の形をとったものを と思い手に取ったのがこの本。まさしく私が求めていた「アーサー王伝説をもとに作られた小説」。今まで読んだものはグウィネビアとランスロットの純愛的なものが多く、もっとアーサーの事を読みたいな~と思っていた私は今のところおおむね満足。ただ、もっと伝説に沿った内容になっているかと思っていたので、最初にモードレットがユーサーの息子と孫だと書いてあった時には「へ??」となってしまった^^;2012/07/31
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