内容説明
19世紀末から今世紀前半をいろどる巨星たちの多くと親交をもつ生粋のウィーンっ子が、文化のあらゆる面で爆発的な開花をみた時代を描く、わが街ウィーン。
目次
第1章 敗北の報い
第2章 ウィーンっ子のすまいと顔
第3章 ブルジョワジーの台頭
第4章 田園生活、祝祭行列、そしてコーヒーハウス
第5章 装飾と簡素
第6章 「遠く忘れ去られた民族の疲れ」
第7章 一滴の露のなかの世界
第8章 現実ではなく幻影
第9章 思想家と夢想家
第10章 芸術でもっとも神聖なもの
第11章 酒のなかに真実あり
第12章 戦火と残照