出版社内容情報
「滑る」「落ちる」「溶ける」など、さんずいの付いた動詞を47取り上げ、そこに共通するヒトに不可欠な「さんずい感覚」を養おうという、大胆かつユーモアに富んだエッセー集。
内容説明
「さんずい」に強くなれば、人生はみずみずしくなります。流れる、泣く、浮かぶ、治める…。軽妙なタッチで綴る言葉の読本。
目次
落ちる
流れる
溶ける
滑る
消える
泣く
泳ぐ
洗う
決める
浮かぶ
演ずる
満たす
汚す
浴びる
測る
漂う
渡る
塗る
治める
滞る
潰す
潜る〔ほか〕
著者等紹介
別役実[ベツヤクミノル]
1937年旧満州生。早稲田大学政経学部中退。『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で岸田国士戯曲賞。『ジョバンニの旅』『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』で芸術選奨文部大臣賞。主要著書に『マッチ売りの少女/象』『日々の暮らし方』『電信柱のある宇宙』『台詞の風景』『満ち足りた人生』ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぬらりひょん
10
正直つまみ読みしかしてません。しかしさんずいのつく漢字はたくさんあるものです。人間の三大恐怖が「落ちる」「暗闇」「蛇」だって知ってました?そもそも「三大なになに」というものが世の中に氾濫していて、それを聞くたびにいったい誰が決めたんだ!とひとり憤っている私です。もちろんどれも怖いけど、病気だって貧乏だってISだって怖いし、三大と言われてもね~とどうでもいいことで引っかかる。で、漢字の成り立ちとかそういう薀蓄を書いた本ではありません。こういうので感想文を書くのもいいかもしれない。2016/01/31
takao
2
ふむ2024/09/30
EPOCALC
1
「づくしもの」にしては嘘は控えめ。でも、それ故に社会や人間を正確にとらえ、批判した内容になっているかも。2021/08/10
鈴木ヨシ
1
別役さんの本を読むと必ずといっていいほど、些細なキッカケから無限に話を膨らませられそうな勢いに圧倒される。しかもその圧倒の「圧」は限りなく優しめ。心地よく脳みそを揺さぶらせてくれます。2019/08/29
七野
1
授業の題材として出会いました。私には到底思いつかないであろう発想に脱帽です。2010/10/30
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