出版社内容情報
デルフトを舞台に、レンブラントら同時代の画家、大家族の群像を織り上げ、神話に包まれた巨匠に肉薄する。「キャンヴァスに向かう画家を間近に見る思い」と絶賛された評伝の決定版!【編集者よりひとこと】フェルメールが生きた17世紀は、日本でいえば江戸時代前期。当時は菱川師宣に代表される、風流な寛文美人図が盛りを迎えていました。感覚的にいえば、そんな昔の人なのか! というところですが、本書では、フェルメールはまるで目の前にいるかのように感じられます。
内容説明
デルフトの街を舞台に、レンブラントら同時代の多くの画家との関係、妻や義母、子だくさんの一家の生活を再現、巨匠の真の姿と名画の秘密に肉薄する。評伝の決定版。
目次
驚天動地
墓参り
フェルメール訪問
家のお荷物
聖ルカ組合
小さな城
女系家族
絵画芸術
地理学者、天文学者、レンズ磨き
デルフトの青
フランスの時代
国外離散
「隅から隅までフェルメール」
スワンのエッセイ
デルフトの眺望
著者等紹介
ベイリー,アンソニー[ベイリー,アンソニー][Bailey,Anthony]
1933年生まれ。『ニューヨーカー』の専属作家を35年間務め、数多くのノンフィクションや小説を刊行、レンブラントやターナーに関する著作でも高い評価を受けている
木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年、東京生まれ。京都大学経済学部卒業。パリ第三大学英文科履修。翻訳家
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