内容説明
日本に先行すること約10年、「金融自由化」「流動性革命」によって大きく変わったアメリカの金融市場の現行の制度・運用を詳細に解説。「流動性革命」はなぜ起こったのか、金融システムが機能するために必要な制度的・法制的仕組みはどのようなものか、などの最新のトピックスをあくまで事実に基づいて説き明かす。
目次
第1章 マーケット・メイカー、ディーラー、証券取引所と流動性
第2章 フェドファンド市場と準備預金の需要・供給
第3章 金融機関としての銀行
第4章 電子決済システムと準備預金への需要
第5章 流動性の市場における銀行
第6章 米国経済における銀行貸付の役割
第7章 国際市場のドル
第8章 生命保険会社と年金基金
第9章 金融技術革新と預金類似商品の開発
第10章 金融市場における流動性危機
第11章 米国の銀行規制制度
第12章 悪質銀行―銀行システムにおけるモラル・ハザード