内容説明
不思議な石ころ、エレクトロニクス・セラミックスと共に５０年。常に挑戦を続ける村田製作所の創業者が綴る半生の記。
目次
両親
闘病生活
新分野開拓
父の死
「製作所」誕生
終戦
実用化への道
世紀の材料
新工場
弟の家出
技術革新
セラミックスの世界
海外への展開
株式上場
赤字と労働争議
国際化
東南アジアと中国
夢を育てるセラミックス
バトンタッチ
業界活動
家族
見果てぬ夢〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
1
京セラフィロソフィに続いて京都企業シリーズで村田製作所創業者の本。 独自の製品にこだわることは今で言うブルーオーシャン戦略なのだろうが、同業から仕事を奪うようなことをしてはいけない、というのが理由なのはなるほどと思った。 会社だけでなく社会の発展、工場建設地の国、地域の電子工業の発展に寄与する、価格競争ではなく質とサービスで勝負する。 良い部品がないと良い製品が作れないので、電子部品会社こそただの下請けではなく、セットメーカー並の待遇を、というのは京セラにも通ずるところがあった。2021/11/30
