内容説明
今でも翔び続けるウォーバードを駆る18人のパイロット物語。映画の空撮、航空ショー、または復元作業…、第二次世界大戦を生き抜いた往年の名機であるウォーバードたちをそれぞれの分野で翔ばせ続けた英国の18人のパイロットたち。本書では、この18人のパイロットたちのインタビューという“生の声”を元に構成し、かつての名機の乗り心地をはじめ、今でも大戦機にこだわり続ける彼ら名パイロットたちの生き方などが語られる。
目次
イギリスの航空ショー
レイ・ハンナ―レッド・アローズを有名にした立て役者
ジョン・ロメイン―世界で唯一飛行可能なブレニム戦闘爆撃機
スティーブン・グレイ―究極の趣味
トニー・ヘイグ=トーマス―飛行機こそ我が人生
マーク・ハンナ―ファントムから古典機まで
ニック・グレイ―父譲りの戦闘機マニア
ポール・ウォレン・ウィルソン―元ハリアーパイロットに聞く
キャロリン・グレース―完璧なるレディ
クリスティーヌ&エドワード・ボルター―夫婦そろって空をエンジョイ
ノーマン:リーズ―シフューリーで大西洋横断
ピーター・キンジー―「飛ぶ物」何でもOK
アントニー・ハットン―飛行クラブ『スコードロン』創設者
アナ・ウォーカー―イギリスの空をエンジョイするブラジル女性
フレッド・バセット―ヤク52で世界大会出場 空飛ぶ株仲買人
ジョン・ターナー―ユーロファイターのテストパイロット
マーク・ジェフリーズ―独学で掴んだアクロバット・チャンピオンと飛行機ビジネス
ティム・シニア―すべてはパブから始まった
ウェイン・ジャック―スキープレーンとピッツで翔ける空
著者等紹介
松尾和子[マツオカズコ]
北九州市(旧八幡市)出身。1974年渡英。東京で最後の就職先は広報課でのカメラマン。後にはライター・編集者も仕事の範囲となった。最近は地の利を生かしてインタビュー記事の依頼が多い。政治、社会、軍事、航空と取材分野は広がる。1984年より英国ロンドン在住
栗原秀夫[クリハラヒデオ]
東京は立川の米軍基地のそばで生まれ、毎日飛行機を見ながら育つ。映画撮影の仕事をした後、ロンドンの映画学校を目指して渡英。英国の田園風景に魅了されて風景写真を撮り始め、写真家になる。世界中を取材のため旅行。各国での車の運転経験が豊富で道路交通にも造詣が深い。毎日新聞社主催日本の道を考える会の懸賞論文で入賞したこともある。1984年から仕事の拠点をロンドンに移す。撮影の題材は風景、人物、飛行機と大別される。日本と英国の出版物に多くの写真を提供
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