出版社内容情報
映画「紅の豚」の原作!まんが「飛行艇時代」を全話掲。原作版とアニメ版を徹底比較。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
29
【図書館】模型雑誌に連載された映画「紅の豚」の原作となった作品。宮崎駿の飛行機好きが分かる一冊。特にこの「飛行艇」というのが、宮崎駿にとって、いつでも「夢多き少年時代」に帰ることができるアイテムなんだな。2014/09/19
Miyoshi Hirotaka
19
飛行機が危険で厄介な乗り物だった頃、水上からの離発着の方がずっと安全だった。戦争で職を失ったパイロットが「空賊」化したのは創作だが、アドリア海でのオーストリア・ハンガリー帝国とイタリアの飛行艇による空中戦は実際にあった。一方、水上戦では、『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐が潜水艦の艦長として活躍していた。飛行場が整備され、車輪で安全に離着陸できるようになって飛行艇は陸上機や艦上機に代替されていった。映画全般にあふれる空を飛びたいという痛々しい高揚感は正確な時代考証とメカの緻密な描写によるもの。2025/07/26
midorino
4
カーチスの名前がドナルド・チャックだったり、ジーナさんが出てこなかったりするけど、ほぼ映画と同じ内容だった。ここにいろんな設定を肉付けしていったり戦闘シーンや効果音なんかを加えて行って紅の豚になるんだと思うとわくわくする。飛行艇は全く詳しくないんだけど、宮崎さんの描く飛行艇は本当にかっこいいと思う。飛行艇のすべてを調べて描いているようで実は適当なところもあるとあったが、それこそが絵や映画で見たときにかっこよく見えるコツだったりするんだろうか。2015/12/07
nayui
3
巻頭のカラー15頁が映画『紅の豚』の原作部分。映画とは異なりジーナがいない分、美少女好きのオッサン達のように見える…これが男のロマン?後半は飛行艇のマニアックな内容。これを読んだ後に映画を見直すと楽しめる。 2022/02/07
kazmimagica
3
1992年7月発行の麗本と邂逅。28年以上前なのに汚れ、シワなし。即購入。レーサータイプの飛行艇、いいよな。2020/11/08