目次
第1部 序論(自文化としての異文化―「異文化理解」をめぐる覚書)
第2部 社会人類学的イスラーム考察にむけて(イスラームにおける「祖型」とその反復;石の墓標と聖者の廟;イスラームの聖者信仰―エジプトの事例を中心に;イスラームにおける「現世利益」―交換論的視点から;民衆イスラーム論の可能性)
第3部 近代エジプトにおけるムスリム諸勢力の理解のために(エジプト人ムスリムの宗教生活;いかにしてイスラーム的知を獲得するのか―四つのムスリム類型;アッラーと人々とのあいだに―スーフィズムの近代;あご鬚とヴェール―衣裳からみた原理主義運動)
第4部 「われわれ」にとってのイスラーム(アッラー、神、アラーの神―日本語によるイスラームの理解をめぐって)