出版社内容情報
理論史の観点からドイツ会計史にせまる。シェアー、シュマーレンバッハ、シュミット、ジモン等の主要学説を考察するとともに、現代ドイツ企業会計の問題点を検討する。
目次
第1部 ドイツ会計学の創始者たちの肖像(ドイツ評価学説の生誕とドイツ会計学の成立過程;静態諸説の系譜;コフェロ理論の現代的性格 ほか)
第2部 世紀初期の新世代(ワルプの会計学史観についての諸局面;シュミットの有機的経営観と有機的貸借対照表観に関する一考察;インフレーションの影響を受けた貸借対照表論―シュミットに立脚して ほか)
第3部 ドイツ会計思想の展開(取得原価主義会計思考と会計責任の相互関連について;会計測定者の複式思考―会計報告書の理解の手がかりとして;貸借対照表情報と付加情報の選択 ほか)