内容説明
ポストモダンの一形式としての反‐探偵小説について。『薔薇の名前』他の作品を手がかりに、その可能性をさぐる。
目次
1 探偵小説の発展、そして反‐探偵小説の出現
2 反‐探偵小説を定義する
3 革新的な反‐探偵小説(レオナルドシャーシャ『人にそれぞれのものを』;ジョン・ガードナー『太陽の対話』;ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』)
4 脱構築的な反‐探偵小説(レオナルド・シャーシャ『あらゆる点で』;トマス・ヒンチョン『競売ナンバー四十九の叫び』;ウィリアム・ヒョーツバーグ『堕ちる天使』 ほか)
5 メタフィクショナルな反‐探偵小説(イータロ・カルヴィーノ『冬の夜のひとりの旅人が』;ウラジーミル・ボコフ『青白い炎』)
6 探偵は自由の身に
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