内容説明
それは、かつては〈犬の病気〉ではなかった。人間に象のような足と巨大な陰嚢(いんのう)をもたらす“不治の風土病”であった。難病克服に身命を捧げた医学者と住民の闘いを追う医学史発掘ノンフィクション。
目次
序章 不治の病
第1章 奇跡の薬の発見―八丈小島・鹿児島
第2章 駆除対策を確立―愛媛
第3章 根絶宣言の発表―沖縄
終章 世紀の大偉業
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
28
1/3あたりまで読んでギブアップしました。 崇高な信念の元、研究・治療に専心する医師には頭が下がります。 ただ私は虫が大の苦手だったのです。 もう読んでいるだけで気持ち悪くて、今晩うなされそうです。 2015/02/12
nishioda
5
フィラリアの症状は全く驚き。著者の寄生虫シリーズで読んでいるが、医師の献身とハードワークには頭が下がる。なんとか過労死しないでもらいたい。2024/10/04
TI
5
日本住血吸虫やハブ血清などについてのドキュメントのある著者の作。今作はフィラリア。プロジェクトX様で面白い。2024/09/09
くれの
5
フィラリアはペットの伝染病だけ知る自身の無知を正されました。風土病だから仕方がないと諦観に陥っていた島の人々に彼らが希望の光を与えた功績は果てしないと思います。人の役に立つ仕事に尽くす尊さをまた一つ学びました。2016/09/15
しんこい
4
フィラリアにかかって腫れあがる足や睾丸は写真を見ても信じ難く、なんとも悲惨な病気です。それが日本南部でこれほど広がっていた病気だったとは。医療の進歩と関係者の努力に感謝したくなります。2011/11/18
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