シベリア出兵―革命と干渉 1917~1922

シベリア出兵―革命と干渉 1917~1922

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  • サイズ A5判/ページ数 574,/高さ 22X17cm
  • 商品コード 9784480854865
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C3021

内容説明

革命の波に洗われるシベリア。干渉・侵略から無惨に敗れた日本軍。新資料を駆使して歴史の闇に埋もれたシベリア出兵の実相に迫る。布告なしに戦端を開き、厖大な人員と戦費を注ぎ込みながら抵抗闘争と国際的非難の中で撤退したこの戦争は、現代日本の歴史に重要な意味をもっている。この戦争から何を学び何を学ばなかったのか。

目次

日本海をこえて
世界最長の鉄道
帝政ロシアの終焉と日露協商の翳り
革命の東漸〈1〉2月から10月へ
ペトログラート・パリ・東京
革命の東漸〈2〉「凱旋行進」
欧州勢力の日本海突出を防止し…
前哨戦のはじまり
ブレスト講和から陸戦隊上陸へ
特別満州里支隊
在華旧ロシア勢力
自治シベリア臨時政府
干渉構想の確立
「武装独墺俘虜」とは何か
チェコスロヴァキア軍団
本格的干渉への移行
無名の師
民主主義的反革命から軍事独裁へ
パルチザン戦争
岐路に立つ日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
ロシア革命後、共産主義政権を潰すべく、日本軍がシベリアへと大軍を投入した、"忘れられた戦争"であるシベリア出兵を、ロシア極東、シベリアへの日本人の進出から遡って、日露関係の経緯とも合わせて分析した。ソ連崩壊直前の上梓なのでソ連側資料が余りなく、又著者は日本の外交方針に批判的な見地から論を立てているという前提ながらも、詳細な分析で説得力のある内容。日本政府や軍が執拗にシベリアや極東の権益に執心する様は、10年後の満州と同じ。満州事変は、ある意味シベリア出兵のリターンマッチだったのか。2017/04/19

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