祭と儀礼の宗教学

祭と儀礼の宗教学

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  • サイズ B6判/ページ数 301p
  • 商品コード 9784480841704
  • NDC分類 161

内容説明

大衆化社会の現実によって、宗教は世俗化した。その世俗化にもかかわらず、あるいは世俗化することによって、聖なるものと俗なるもの、祭、儀礼などの宗教現象への関心はかえって強まっている。本書は〈群〉の宗教学の視点から、世俗化時代の日本人の宗教意識を解明する。

目次

異説 宗教学序論
1 宗教学へのパースペクティヴ(伝統社会の崩壊と宗教;聖なるものと俗なるもの;〈群〉の宗教学)
2 祭の宗教学(祭にひそむ二つの原理;祭の神学と祭の科学―会津田島祇園祭;親和と対抗の祭―秩父神社夜祭)
3 生と死の儀礼(盆と正月―儀礼の象徴的構造;儀礼の空間、儀礼の時間;エネルギーの連続―生と死;祖先崇拝のゆくえ;アメリカにおける日本仏教)
4 官の科学・野の科学(文人姉崎正治;姉崎正治と柳田国男;柳田国男・折口信夫と構造主義)