内容説明
地球温暖化、ダイオキシン、外来種…。マスコミが大騒ぎする環境問題を冷静にさぐってみると、ウソやデタラメが隠れている。科学的見地からその構造を暴く。
目次
第1章 地球温暖化問題のウソとホント(地球温暖化は本当なのか;温暖化は昔もあった ほか)
第2章 ダイオキシン問題のウソとホント(ダイオキシンは危険なのか;ゴミ焼却とダイオキシン ほか)
第3章 外来種問題のウソとホント(外来種悪玉論のいかがわしさ;日本の中の外来種 ほか)
第4章 自然保護のウソとホント(自然保護はなぜ必要か;圏央道と昆虫採集禁止 ほか)
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年東京生まれ。東京教育大学理学部卒業、東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学教育人間科学部教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授。専門は理論生物学、構造主義生物学。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てち
100
ものすごく有用であった。環境問題について、普段私たちが良く耳にする問題を取り上げている。これを読んで思い浮かんだ人は、環境活動家のグレタだ。彼女も然り私も、メディアに洗脳され無知なのだと痛感させられた。2020/07/22
AICHAN
31
図書館本。著者は『ホンマでっかTV』でお馴染みのカミキリムシ博士の池田センセ。前出の武田センセと同じく「地球温暖化問題」「ダイオキシン問題」のウソについて、さらに「外来種問題」「自然保護」についてのウソとホントを暴く。「CO2濃度の人為的上昇のみを温度上昇の原因とするモデルは間違っている」「CO2の人為的排出は人類を危機から救った」「地球温暖化なんて大した問題じゃない…騒いでお金が儲かる人ならばともかく、そうでない僕は、他人の金儲けを助けるために快適な生活を犠牲にしたり、余計に税金をとられるのは勘弁して」2017/01/10
ごへいもち
26
なんでも利権だね。オリンピックだって金儲けメインだし。腹が立つことばかり\\\٩(๑`^´๑)۶////2021/06/20
金吾
20
環境問題についてよく話題になる「温暖化」「ダイオキシン」「外来種」「自然保護」について世間で流布されていれ説のいかがわしさを指摘しています。考えの是非はわかりませんが、環境問題を叫ぶ人達は一面のみで判断しているように感じていましたので、このような話を読むと楽しかったです。2021/05/06
佐島楓
18
ちょっとこの表現はないな、と思ったり、偏った考えのところがなくはなかった。マスコミの言説に踊らされずに自分でデータを見て客観的に判断する必要性は感じた。2013/11/05