ちくま文庫
対話力―私はなぜそう問いかけたのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429827
  • NDC分類 809.4
  • Cコード C0111

出版社内容情報

イチロー、中田英寿、勘三郎など一線で活躍する彼らが心の内を明かしたのはなぜか。人と向き合い対話する力がつく1冊。解説 花田紀凱

内容説明

時代の第一線を走り続ける人々へインタビューし、人物を描いてきた経験から培われた「対話力」。彼らの心を動かしたのはどんな問いかけだったのか?語られる言葉を聞き漏らさず、彼らの大切なひと言のために、真摯に向き合い、言葉と信頼を積み重ねた先にある「美しい対話」とは?ノンフィクションに新境地を拓いた著者は、いかに人と向き合ってきたのか?自らの言葉で思いを伝えるための「対話力」の鍛え方。

目次

第1章 取材現場から(対話は書く仕事の始まり;プロとしての第一歩;先入観を持たずに向きあうこと;知らないことは知らないと言う勇気を持て;心を柔軟にして大胆に行動せよ)
第2章 小松流対話術(小松マジックとは…;コミュニケーション上手になるために;会話を深めるスキル;言葉以外のテクニック;コミュニケーション力を上げる;対話のためのトレーニング法)
第3章 人とつながるということ(一期一会という大切な機会に;自分の足元を見つめる;「聞く」技術のさらに上へ;インタビューでは化学反応が起こる)

著者等紹介

小松成美[コマツナルミ]
1962年、神奈川県横浜市生まれ。ノンフィクション作家。広告代理店勤務を経て執筆活動を開始する。スポーツノンフィクション、人物ルポルタージュで新境地を拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あじさい

1
常々、アスリート等の内面的世界を豊かに表現するライターだなぁ、という印象を抱いていた。それはイチローや中田等の頂点を極めたアスリート達が全面的に信頼を寄せている証でもある。著者はその秘訣を「聞くことに全神経を集中させる」と述べている。誠実・礼儀・事前学習は大前提。「誰でも心掛ければできる」技術と位置付けられているが、イヤイヤとんでもない。内村航平の人間業とは思えない宙返りと比べれば、まだ普遍性は高いとは思うけれども。小松成美というパーソナリティーがなせる業であろう。けれども、学べる要素の多い作品デス。2015/07/26

じゃんけん

0
インタビューに対する準備、テクニック他etc2014/09/19

良さん

0
「聞く」ことの本質を追求したプロの技。それも人から教わったのではなくて、体当たりで実際にインタビューしていく中で身につけてきたものだけに説得力がある。 【心に残った言葉】お互いが向き合って言葉を交わしていく中で訪れる、まるで光がさすような瞬間。それが私の感じるインタビューにおける化学反応です。では、開かれるのは相手の心だけでしょうか?もちろん、そうではありません。自分自身の心も話を聞いたことによって開かれていきます。(227頁)2014/03/28

キヨタカ

0
小松さんの本が好きで、よく読んでいます。小松さんの仕事術が満載であり、気づかさせる点が多くあります。また対談話もあり、心に響く本です。2013/01/14

たんたんきつね

0
中村勘三郎とYOSHIKIの話が印象的。「ブラックノート」は根暗あるあるだと思うんだけど、それでインタビュアーやれちゃうのはすごい。2013/01/05

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