内容説明
サイファ―それは「世界はなぜあるのか」を根元的に問う営みのすべてが共通につきあたる、ある種の暗号のことです。サイファを解読することで、あなたは「世界に触れる」ことができる。「人間は何があれば満足して生きていけるのか」、その問いに対して一人一人が答えることが、あなたがここにいることの謎を解き明かすことにつながる。『終わりなき日常を生きろ』完結編。文庫版あとがきを付す。
目次
レベル1 「社会の底が抜けている」ことに気づけ(「社会の底が抜けた」存在はなぜ出現したか?;父親と母親の果たす役割に注目せよ)
レベル2 「第四の帰属」がなぜ必要なのか?(「第四の帰属」の定義;「洗脳」と「マインド・コントロール」 ほか)
レベル3 自分自身の「聖なるもの」は何か、に覚醒せよ(「隣人愛」に代わる「上位概念」が必要;新しい形の「生命受け入れ装置」を創りたい ほか)
レベル4 「サイファ」とは何か?(世界は規定できないものであることに覚醒せよ;自分自身が「サイファ」であることに覚醒せよ ほか)
レベル5 「サイフア」として生きる(原始的共同体のころ「サイファ」は共有されていた;人間は何があれば満足な存在か)
著者等紹介
宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年生まれ。首都大学東京都市教養学部准教授。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。援助交際、オウム真理教、少年事件など様々な事件を考察して提言する稀代の社会学者
速水由紀子[ハヤミユキコ]
新聞社の専属記者を経て、フリージャーナリストになる。若者の意識や子供の問題、夫婦・家族・セクシュアリティなど、激変する社会を、綿密な取材を基にしたルポで描写・分析している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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