ちくま新書<br> 内部被曝の脅威―原爆から劣化ウラン弾まで

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ちくま新書
内部被曝の脅威―原爆から劣化ウラン弾まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062413
  • NDC分類 539.68
  • Cコード C0236

内容説明

内部被曝とは、放射性物質を体内にとりこみ、長時間にわたって身体の内側から放射線を浴びることである。恒常的に被ばくすることで遺伝子が傷つけられ、癌などを誘発するといわれている。だが、このリスクを見極める研究は少なく、人体への影響をめぐっては議論百出だ。本書では、ヒロシマでの被ばく後、六十年にわたり内部被曝の研究を続けてきた医師・肥田舜太郎と、気鋭の社会派ジャーナリスト・鎌仲ひとみが、内部被曝のメカニズムを解き明かし、その脅威の実相に迫る。「劣化ウラン弾」などの大量使用により新たな様相を帯びる「核の脅威」に斬り込んだ、警世の書。

目次

第1章 世界に拡がる被ばくの脅威(被ばくの論点;イラクの被ばく者たち)
第2章 爆心地からもういちど考える(爆心地の風景;内部被曝で死んでゆく人々;被ばく者特有の症状とは何か)
第3章 内部被曝のメカニズム(放射線の基礎知識;内部被曝の危険について;内部被爆の症状)
第4章 被ばくは私たちに何をもたらすか(アメリカの被ばく者たち;劣化ウラン弾は何をもたらすか)
第5章 被ばく体験を受け継ぐ

著者等紹介

肥田舜太郎[ヒダシュンタロウ]
1917年広島生まれ。1944年陸軍軍医学校卒。軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。1945年広島にて被爆。被爆者救援にあたる。全日本民医連理事、埼玉民医連会長などを歴任。全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者中央相談所理事長

鎌仲ひとみ[カマナカヒトミ]
早稲田大学卒業。カナダ国立映画製作所に渡り、米国などで活躍。1995年から日本を活動拠点とし、医療、環境問題などのノンフィクション番組を制作し、ギャラクシー賞受賞。ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ」は様々な賞を受賞。社会派ドキュメンタリーの旗手として注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

10
すごい内容、内部被曝の恐怖。今回の原発事故で被曝してるよね。なんとかしないと。2012/01/06

ryuetto

9
良書。内部被爆のシステムについて、丁寧に教えてくれました。低線量放射線を長時間浴びると、どうなるのか。細胞が破壊され、遺伝子が傷つけられるメカニズムは、結構、ちゃんと研究されているのですね。これだけわかっていながら、核兵器開発も原発もなかなか止められない無力さが辛いところです。 興味のある人は、是非読んでみてください。オススメ本。2011/04/22

うらじ

8
本書を読んで気になったのでGoogle先生で「劣化ウラン弾」を画像検索したら愕然としてしまった。イラクでは劣化ウラン弾によって水頭症、無脳症など見たこともないような子供が増え、障害児を生んだ女性がイスラム社会で差別を受けている。ショックで錯乱する人もいる。イラクも原爆と同じように被爆しているという事実を改めて認識した。2014/07/29

ノト

8
恐ろしくて夜は読めなかった。子どもを守る親として、「影響が証明されていないから大丈夫」ではなく、証明されていないから最大限警戒するスタンスを守りたい。原爆投下後のアメリカと追随した日本政府が被曝者に行った非道な仕打ちが、今福島原発事故被害者に繰り返されるのを許すわけにはいかない。2012/12/11

ぽんくまそ

7
自然放射線の元を人体は代謝できるようになった。しかし人工の放射性物質は、「本来なら栄養を吸収するメカニズムが放射性物質を濃縮する結果となってしまう」ことが書かれている。だからフクシマ後の「すでに自然放射線をあびているから、原発事故で散ったものからでる放射線が少々加わった程度のことを心配することはない」という公的見解は、おおいにまちがっていることになる。これこそが、知りたかったことだ。2014/03/13

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