目次
はじめに 墓と位牌と
第1章 儒教の深層―宗教性
第2章 儒教の構造
第3章 儒教の表層―道徳性
第4章 儒教の世界像
第5章 儒教から見た現代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
singoito2
8
「大学・中庸」の矢羽野 隆男さんの解説部分に言及があり、借りてきました。お位牌やお墓、送り火、迎え火の起原は儒教にあったとか、興味津々な話しがてんこ盛り。ただし、著者入魂の時事評論を詰め込んだ最終章は約30年前の話でもあり、あまりにアウト・オヴ・デイト。この章さえなければ、お奨めできるんだけど・・・2023/06/20
Bevel
4
中村雄二郎もセイゴオも取り上げてたから読んだ。儒教は沈黙の宗教である。沈黙とは、布教をしないということ。なぜなら「教会」の役割を家が担っているからである。さらに、宗教であるとは、死生観に大きな影響を与えているということである。それは、親から生まれて子を産むという流れの中で、なんとなく自分の証が世の中に残る気がするといった感覚である。とまとめてみた。2010/03/20