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内容説明
英国ヴィクトリア朝の数学者が残した二十数枚の設計図。それをもとに、百五十年の時を隔てて複元された史上初のコンピュータは、完璧に作動し、天才の夢が現代によみがえった。コンピュータの父・バベッジと彼を助け、コンピュータに恋した少女・エイダの愛と挫折の物語
目次
第1章 よみがえるバベッジ
第2章 ケンブリッジの発明家
第3章 階差エンジン
第4章 大陸旅行と階差エンジンの挫折
第5章 改革の日々
第6章 解析エンジンと「エンジンの女王」の物語
第7章 晩年の発明家
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イリエ
1
科学史やニコラ・テスラをライフワークとしている新戸氏によるバベッジのエピソード集(?)バベッジは「科学が偉大なアマチュアのものだった時代の最後の生き残り」だったことがよくわかる。ただ、孤立無縁で研究を続けた彼を「誉め称える姿勢」で終始一貫しておりどうかと思うが、それでも一読の価値は多いにある。バベッジのキャラクターに強烈な魅力があるからだろうか。2014/06/17
空虚
1
階差機関、そして解析機関の肝が平易に説明されている。但し、基本的には、野口英世とか、アムンゼンばりの伝記作品。バベッジや、エイダまたはヴィクトリア朝における、科学者や発明家たちの盛衰に興味のある人は楽しめると思う。個人的には、とんぼの本あたりで、カラー図版たっぷりで、こんな本をつくってほしいと思う。2014/04/04
おちこち
1
『ディファレンス・エンジン』の元ネタとして有名なバベッジの階差機関。では、それを考案したバベッジとはどんな人物だったのか。この本はバベッジが一生を通して階差機関の考案と構築に取り組んでいる姿を19世紀前半の技術発展や政治の状況を交えながら描写する。階差機関以外のバベッジの活躍や影響し合った多くの人物も描かれていたり、コンピュータのシステムの解説もあったりと非常に面白い本だと思った。2012/11/20
臓物ちゃん
1
「ディファレンス・エンジン」読んで、もっと知りたいと思って参考書としてこの本読んだら、中で「ディファレンス・エンジン」が紹介されてた。ズゴー!!2012/10/16
wave
1
あらためてバベッジの生涯と時代背景を知ることで、なんでスチームパンクの世界観に惹かれるのか分かった気がする。ディファレンス・エンジンを読み直そうかな。2011/11/25
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