ちくま文庫
汁かけめし快食學

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480039781
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0195

内容説明

「汁かけめし」である。「ぶっかけめし」とも言う。「大衆食の会代表」による、なぜ「汁かけめしはウマイ!」のか、なぜ「汁かけめしはスゴイ!」のかについての深遠にして主観的な探索。考察は「ネコまんま」から「丼もの」「庶民のかけめし力」「味噌汁ぶっかけめし」「皿ものかけめしカレーライス」へと及び、読めば即ちかけめしかっこみたくなる、快感満載の庶民食文化考。

目次

第1章 さあ、熱く、汁かけめしを思いおこそう!
第2章 なぜ、人びとは、かくもネコまんまに興奮するのか?
第3章 丼物と汁かけめしの真相
第4章 日本庶民のかけめし力を探る
第5章 懐石料理の大家はいった
第6章 味噌汁ぶっかけめしの真相
第7章 汁かけめしイケマセンと雑穀食
第8章 かけめし風雲録
第9章 流行絶好調の汁かけめし
第10章 皿物かけめしカレーライス

著者等紹介

遠藤哲夫[エンドウテツオ]
1943(昭和18)年新潟県六日町生まれ。通称「エンテツ」。「大衆食堂の詩人」といわれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亮さん( ̄^ ̄)ゞ

3
汁かけ飯について様々な文献を漁り考察していくというもの。中には美味しいレシピも少し乗っており、唾を飲む。ただ、だらだら感が否めない。というのも文献というか意識する時代?、考察する範囲を広げすぎなのである。研究において範囲を広げるとどうしても大雑把な研究になることは否めない。もう少し範囲を狭めてページ数を少ないものにすればさらに良い作品になっただろう。2015/10/10

あや

1
他の本の参考文献にあったので。カレーや丼も含めた日本の汁かけ飯全般を、ねこまんまの定義、食べ方のバリエーション、品性、歴史の中での由来と立ち位置…などいろんな角度から切って論じる。学び半分エッセイ半分といったラフな文章だが、各種文献の引用は半端なく、物書き界・料理界・歴史界における様々な見地を得られる(そして他の本にも見られた庶民飯の歴史の意義につながっていく)。味付きごはんが好きな者としてなかなか有意義だった。確かに庶民飯は歴史に残りにくい。友人が家で何をどう食べているかさえ滅多に知る機会はないのである2020/02/22

ao-king

1
実は私、ねこまんまが苦手です。ご飯はご飯、みそ汁はみそ汁で別個に味わいたいタイプ。(カツ丼とか親子丼とか、そういうのは大好きなんですがね)そんな私にも「ねこまんま、美味しそう」と思わせる魅力が著者の文章にはある。そして何よりも汁かけめしに対する愛がある。2012/08/18

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