ちくま文庫 妖怪花 - ゲゲゲの鬼太郎７

水木しげる

筑摩書房（1994/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 325,／高さ 15cm
• 商品コード 9784480028877
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

出版社内容情報

「後神」「雨ふり天狗」「泥田坊」「妖怪花」「土ころび」「釜なり」「ふくろさげ」「逆モチ殺し」「傘化け」「まぼろしの汽車」「赤舌」等15篇。
【解説： 足立倫行 】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tomi]

ちくま文庫版「ゲゲゲの鬼太郎」の最終巻。食べ物の霞を排気ガスに汚された天狗が運転手を風化する「雨ふり天狗」など15篇を収録。「その後のゲゲゲの鬼太郎」では鬼太郎がねずみ男たちと南方の島へ旅立ち、意外な展開が待ち受ける。鬼太郎も仲間たちも単純で騙されやすく人間味が豊か(妖怪だけど)、必ずしもかっこいいヒーローではない。切り刻まれたり目玉の親父が潰されたりと残酷な場面も多々あるが、漂うおおらかさ、緩さもこの作品の魅力だろう。

2022/03/22

[忽那惟次郎８世]

「釜なり」鬼太郎が釜に髪の毛を毛根から取られて　霊力を失う。ねずみ男が「”サムソンと鬼太郎は髪の毛を根こそぎやられるとゲンナリする”とう伝説は本当だったんだな」と言うシーンがある。これは旧約聖書の士師記に出てくるサムソンとデリラの話で　サムソンは髪の毛を切られて力を失う ねずみ男は妖怪大学の怪奇学科を卒業した妖怪インテリだと言う話が出てくるいきなりサムソンとデリラの話が出てくるのでびっくりした。　猫子（ねここ）ちゃんが登場する　猫娘？と違うのか？？ねずみや魚を見るとネコになる　　ねずみ男に噛み付く

2021/08/16

[ひろみ]

目玉のおやじが刺されたり潰されたり散々な扱われよう……。

2016/11/30

[MO]

その後の鬼太郎で鬼太郎は南国で嫁をもらって幸せに暮らすことになる。お幸せに。

2020/02/01

[みっく]

猫子は猫娘の原型かな。鬼太郎の活躍よりもねずみ男の悪だくみ（必ず失敗）の方が印象的。

2010/12/02