ちくま文庫<br> 望郷と海

ちくま文庫
望郷と海

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480024923
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

1945年、ハルピンでソ連軍に抑留され、1953年に特赦で日本に帰還した著者が、シベリア各地のラーゲリを転々とした体験をもとに執筆した全エッセイを収録。極寒の地での激しい労働、栄養失調、同囚の密告などに耐えて生き続ける人間の姿と、何よりも厳しく自己自身の精神と魂のありようを静かに見つめ続けた希有な記録である。

目次

確認されない死のなかで
ある〈共生〉の経験から
ペシミストの勇気について
オギーダ
沈黙と失語
強制された日常から
終りの未知
望郷と海
弱者の正義
沈黙するための言葉
不思議な場面で立ちどまること
『邂逅』について
棒をのんだ話
肉親へあてた手紙
1956年から1958年までのノートから
1959年から1962年までのノートから
1963年以後のノートから

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sk

0
体験の強度と思想の深さ。2014/02/01

竹薮みさえ

0
何度も読むだろうと思います。図書館にかえしましたが、買います。2011/09/15

茶山

0
「民主主義の根元をささえるものは人間不信である」シベリア抑留を知らなければ。ソビエトの捕虜、捕囚の扱い方がどうのというより、日本人の意識の問題。2019/06/30

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