内容説明
生活のスタイルそのものをロックンロールさせてしまうにはどうしたらいいか?「私こそロックである」と言いきるためにはどんなトレーニングが必要なのか?登場するのはロックンロールと話芸と格闘技の強者たち。岩石生活者たらんと欲する読者のために書きつがれた、時にヘヴィで時にセンチメンタルな、著者一流の文章を編んだ『アビイ・ロードからの裏通り』につづく二冊目のエッセイ集。
目次
イエロー・サブマリンが東京の青い空に浮いていた
レット・イット・ビー
知らない足跡
葬式の宴会
偉大なる飛行機
死はすぐ横にいた
『聞き書き・寄席末広亭』を読んで
『私、プロレスの味方です』を読んで
ロックンロールの名人
フーの顔とピートの顔
レイモンド・デイヴィス、おまえは誰だ
11月の終わりに
点は爆発する
ビター・スウィート・バッドフィンガー
我が心の「フライデイ・オン・マイ・マインド」
アダルト・メランコリーとチャイルドライク・ワンダーとパラノイア
演奏しないロックンローラー
ニック・アダムスのように
ヒア・トゥデイ
酒と城の日々
18年と8日のマジカル・ミステリー・ツアー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshi
4
1980年から1982年頃に書かれたエッセイ集、ということは松村雄策30歳前後、若い・・・アダルトメランコリーとチャイルドライクワンダー、確かに。今読んでもとても面白く、共感します。2016/10/08
unterwelt
1
80年代前半に書かれたエッセイをまとめたもの(一部70年代もあり)。音楽の話よりも漫才について「大きなホールで独演会を行なえるものでもなければ、女子中学生高校生にキャーキャー言われるものでもなかったのだ」という文章だったり、ロンドンでエスカレーターを駆け上がる人を見て「何が日本人はせこせこしているだ。日本でエスカレーターを走るなんてのは、デパートで遊んでいる子供だけじゃあないか」という文章に時代を感じて面白い。あと、お酒というものは、飲もうと思えば飲めてしまうのだ。2025/01/26
yoyogi kazuo
1
「アビイロードの裏通り」が七十年代の文章で、この第二作は八十年代の文章ということになる。文庫本の解説を書いているのがあの一條和彦というのが何とも言えない。知らない人には何のことか分らないと思うが、一條和彦といえば八十年代の「ロッキン・オン」の常連投稿者で、そのエッジのきいた変態的で強烈な文章は当時毎月雑誌を愛読していた高校生の自分にとって衝撃以外の何物でもなかった。その一條和彦の名前を久しぶりに目にしたのでググってみたらなんと、今は某国立大学の教授であるというのでまたもや衝撃を受けた。2021/10/23
ピラックマ
0
松村 雄策も来年還暦か。。。2010/04/18
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