内容説明
ジョンとポールとジョージとリンゴ。この4人の歌とスタイルがなにかをすっかり変えてしまった。―ビートルズを愛し、その時代を生きたひとりの書き手が、彼らによせる思いをつづったエイトビートのロック・エッセイ。「アビイ・ロード」からジョン・レノンの死まで、流れた時の重さをはかりながら、聞きつづけてやまない数々のフェイヴァリット・ソングス…。『苺畑の午前五時』の著者によるデビュー作。
目次
アビイ・ロードからの裏通り(ジョンが笑っている;昨日はあった;あるビートルズ病患者の告白;ポール・マッカートニーは朝のにおい;ジョージ性善説;ジョン・命;ウイングスから遠く離れて ほか)
仲人り(ひとりぼっちで泣いていているのならば;ミッドナイト・アローン)
さらば愛しき音よ(ウインタータイム・ラヴ;ボランズ・ライダー・キック;ジョン・アンド・ハリー;ストーンズのさすらいの青春;幻の夜の街へ;愛しのスージー;60年代の青春は若かった;間違いだらけのロックンロール ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
26
なんか哀愁。純粋に音楽が好きなんだ、という熱量が素晴らしい。面白かった!2025/07/26
ロックスターKJ
2
評価:★★★★☆ 4点 松村さんが70年代に書かれた文章がまとめられた本。ビートルズについて書かれた文章はもちろんいいし、ほかのミュージシャンについた書かれた文章も客観的でよかった。2022/05/21
unterwelt
1
70年代に書かれた文章がまとめられている。タイトルから分かるようにメインはビートルズだが、個人的にはドアーズやザ・フーについて書いた文章の方が印象深い。「解らないからこそ、解ろうという努力が始まるのである」(P.239)。ところで後世に音楽についての語り口とか文体に影響を与えたのは実は著者なのではないかという気がするのだが、実際のところはどうなのだろうか。2025/01/29
yoyogi kazuo
1
僕が「ロッキング・オン」を読みはじめたのは八十年代からなので、七十年代の松村雄策の文章は、「アビイ・ロードからの裏通り」のような単行本で読んだ。渋谷陽一や岩谷宏のような攻撃的で鋭い文章ではなく、むしろ淡々とした素朴な文章なのだが、その底にはとても熱くてずっしりしたものが隠されている、静かな迫力を感じた。2021/10/19
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