宇宙創成はじめの三分間 (新版)

宇宙創成はじめの三分間 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478850114
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C1044

内容説明

本書は、宇宙輻射背景や軽い元素の存在量についての最近の観測結果と素粒子物理学の知識を駆使して、開闢してまもない宇宙を本格的に分析し解明した、初めての一般書である。ここには、宇宙が爆発的に開闢してから100分の一秒で、輻射のなかに電子と陽電子とわずかな陽子、中性子がとけていた1000億度の熱い宇宙スープが、膨張につれて急速に冷えてゆき、ついに10億度で、今日われわれが見ている物質が形をとりはじめたところまでの約三分間が、感動的に描かれている。さらにワインバーグは、素粒子についての最新の考え方にもとづいて、より以前のより熱い宇宙を理論の目をもって探っている。宇宙の極大温度とか、桶宙の相転移といった考えは、人間の知的推理活動の限界を示すひとつとして、読む人の興奮をさそわずにはおかないだろう。

目次

1 序章=巨人と雌牛
2 宇宙の膨張
3 宇宙マイクロ波輻射背景
4 熱い宇宙の処方
5 最初の3分間
6 歴史的なよりみち
7 最初の100分の1秒間
8 エピローグ=これからの展望
原著者追補―一九七六年以降の宇宙論
解題―『宇宙創成はじめの3分間』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牛タン

0
構成がうまい。Ⅳ章の熱平衡系と保存量の指定云々の話はよくわかんなかった2012/05/05

よく読む

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たいへん勉強になる。面白い本だった。宇宙マイクロ波背景放射の発見の歴史に詳しい。宇宙論では未確定のものが多いので、推論でしかない仮定にも注意しつつ、最初の3分間について解説される。バリオンやレプトンといった言葉やその保存則もわかりやすい。バ現在の宇宙の密度や平坦さなどが論じられる。古い本であるが勉強になる。2020/03/18

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