出版社内容情報
一亭一客の茶事から学んだエッセイ18篇を収録。作家・いしいしんじの美しい言葉が、茶室のなかでつむぎ出される。
〈作家・いしいしんじが綴る18篇の茶の湯随筆集〉
〈アロハシャツにジーンズ姿で茶道の門を叩いた、いしいしんじと亡き師匠との思い出〉
タイトルの「且坐喫茶(且く坐して茶を喫せよ)」とは、禅の言葉で「まぁ、お座りになってお茶でも飲みなさいよ」の意味。茶の師匠から人生のすべてを学んだという作家・いしいしんじは、アロハシャツにジーンズ姿で師匠の門戸を叩いたことからはじまりました。その茶観は、どのようにして形成されていったのか。本書では、著者が禅僧・牧師・茶人・現代画家・和菓子作家・陶芸家などを亭主とする一期一会の茶事に臨み、一亭一客の狭小の茶室のなかで坐して茶を喫した経験を通し、日本人の美意識、亡き師匠の思い出などを綴ります。月刊誌『なごみ』2014年連載「しゃざきっさ」に加筆をし単行本化。
【著者紹介】
作家
内容説明
今は亡き茶道の師匠から人生のすべてを学んだ、いしいしんじの心揺さぶる随筆集。
目次
「真剣」な茶の湯の空間
伸びていく
交差する
終わる、始まる
うつわ
いま
そのひ
きわだつ
奏でる
待つ
祇園会
こぼれる
浮きあがる
燃えさかる湯
島のお茶
著者等紹介
いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年、大阪府生まれ。京都大学卒業。2003年『麦ふみクーツェ』で第十八回坪田譲治文学賞を受賞。12年『ある一日』で第二十九回織田作之助賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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