出版社内容情報
イスラム他非西欧世界を様々な方向から検証する。
目次
1 西欧/非・西欧―ヨーロッパの周縁と他者(他者としてのアジア―ヨーロッパにおけるアジア哲学;非分離の精神―近代ロシアの宗教的予感;神話的思惟としてのカバラー)
2 流通する宗教―イスラームの現在(イスラームの「祈り」について―アフリカで考える;革命イランの「世界」像―ポスタルメディアとホメイニー体制;前兆・陰謀・オカルト―現代エジプト終末論文献の三要素)
3 きしむ境界―東アジアにおける同と異(魂を異にするものへの態度あるいは「忍びざる心」―殺生、肉食、動物;「連帯」か「侵略」か―大川周明と日本のアジア主義;東アジアの中の朝鮮)
4 対話と複合―宗教に未来があるとすれば…(ナザレの長い夜―ブラジル世界救世教の信者はバスジャックをどう解釈したか;複宗教アイデンティティへ向けて―アフリカ系アメリカ人の開く可能性;非西欧化と非絶対化―現代キリスト教徒における地球認識と対話への道)
著者等紹介
末木文美士[スエキフミヒコ]
東京大学大学院人文社会研究科教授。仏教学・日本思想史
中島隆博[ナカジマタカヒロ]
東京大学大学院総合文化研究科助教授。中国哲学
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