目次
第1章 リセ時代
第2章 ユルム通り
第3章 初期の旅、初期の論文
第4章 インド
著者等紹介
ヴェイユ,アンドレ[ヴェイユ,アンドレ][Weil,Andr´e]
1906年パリ生まれ。1998年プリンストンにて永眠。享年92歳。20世紀を代表する。天才的な数学者の一人。16歳でフランスの最高学府エコール・ノルマルに入学を許され、数学を専攻。19歳という異例の若さで教授資格試験にトップで合格。22歳でPh.D.を取得。このときに証明した定理はモーデル‐ヴェイユの定理。24歳のとき、インドへの関心からアリーガル大教授となり、数学教育の傍ら、インド哲学の造詣を深める。帰仏後、ストラスブール大教授となり、H.カルタン等と数学者集団ブルバキを結成。第二次世界大戦中は、兵役を拒否し、スパイ容疑で死刑囚となるが、苦難の末アメリカに逃れた。サンパウロ大、シカゴ大の教授を歴任した後、プリンストン高等研究所教授となる。代数学、整数論、位相群論、代数幾何学において数多くの先覚的な業績を築き、主著に三部作『代数幾何学の基礎』(1946)、『アーベル多様体と代数曲線』(1948)、『代数曲線とそれに関連する多様体』(1948)がある。1994年稲盛財団より京都賞基礎科学部門受賞
稲葉延子[イナバノブコ]
1950年京都市に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程でフランス文学を専攻。カリタス女子短期大学言語文化学科教授。Association pour l’Etude de la Pens´ee de Simone WEIL会員
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