内容説明
屈折望遠鏡はふつうの天体観測だけでなく、恒星の三角視差の測定や、天頂儀、子午環、測量機などとして精密測定に使ったり、正立系を入れて観光望遠鏡や双眼鏡としても広く用いられています。屈折望遠鏡は、視界中央のシャープな像を安心して利用できるからです。この本では屈折望遠鏡の基本的な原理と最新の技術を、できるだけ正確に、わかりやすく説明します。
目次
1 世界史のなかの屈折望遠鏡
2 レンズ光学入門
3 屈折望遠鏡の一般光学
4 光学材料
5 対物レンズ
6 接眼鏡
7 カタディオプトリック系