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大塚康生インタビュー―アニメーション縦横無尽

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  • サイズ A5判/ページ数 327p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784408612553
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

内容説明

『ルパン三世』『カリオストロの城』『未来少年コナン』『ホルスの大冒険』―数々の名作の制作秘話から、宮崎駿・高畑勲両監督との交友まで、縦横無尽に語りおろした、ファン待望、初のロング・インタビュー。

目次

第1章 作画監督という仕事
第2章 「動かす」ということ
第3章 東映動画時代と『ホルスの大冒険』
第4章 Aプロからテレコムへ
第5章 ルパンとの長いつきあい
第6章 演出家それぞれ
第7章 アニメーション・スタジオの実際
終章 アニメーションのこれから

著者等紹介

大塚康生[オオツカヤスオ]
1931年、島根県出身。1956年、東映動画に入社し、日本初の本格カラー長編アニメーション『白蛇伝』でセカンド原画を担当。以後は原画として『わんぱく王子の大蛇退治』などを手がけ、『太陽の王子ホルスの大冒険』では初めて作画監督を務める。1968年、同社を退社しAプロダクションに移籍、主な作画監督作品は『ムーミン』『ルパン三世(旧)』『パンダコパンダ』『未来少年コナン』など。1978年、テレコム・アニメーションフィルムに移り、『ルパン三世 カリオストロの城』『じゃりン子チエ』の作画監督を務める。1991年以降、代々木アニメーション学院や、テレコム、スタジオジブリなどで後進の指導に当たっている

森遊机[モリユウキ]
1960年、神奈川県出身。上智大学文学部英文科卒。映画研究者。映画以外にも、漫画、アニメーションなどの研究・執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirokazu

2
2021年3月15日、大塚康生氏逝去。享年89歳。この方が作画監督を務めた「ルパン三世 第1シリーズ」(今年はアニメ化50周年)を子供の時見てなかったら、今の自分の趣味・嗜好もだいぶ変わっていただろう。以下、本文より。「アニメーションならではの演技の面白さということですね。今、日本のアニメ界は本気でそこを追求しておかないと、絵柄や感覚の面白さだけじゃ済まない時代がいつかはやってくるでしょう。(略)いったん映像になった以上、そして『アニメーション』と名が付く以上、キャラクターに生きた演技をさせて(続く)2021/03/16

ひるお

2
日本アニメ界の巨匠・大塚康生氏のインタビュー本。大塚さんが関わってきた、『白蛇伝』『ムーミン』『ルパン三世』『パンダコパンダ』といった作品についての貴重なエピソードを知ることができるだけでなく、日本におけるアニメの推移、アニメ制作会社の性質の違い、日本と海外のアニメ制作の違いなど、多角的にアニメを見つめる視点を与えてくれる稀有な一冊。アニメの教科書と言っても過言ではないかもしれない。「動かす」ということに魅力を感じ、こだわってきた大塚さんの穏やかでかつ熱い語りを読むと、彼の作品が観たくてたまらなくなる。2017/10/05

kemonoda

1
伝説的アニメーター大塚康生さんのロングインタビュー。日本最古参のアニメーターであり、宮崎駿・高畑勲の先輩にあたる大塚さんの証言だけでまる一冊分あるという偉大な本です。日本アニメ史を技術者の視点から俯瞰する書としてアニメファンや大塚ファンならもちろん面白い内容ですが、やはりこういう職人的クリエーターの言というのは単純に面白いし、同時に本当に学ぶべきことが多いです。アニメは基本・集団創作ですから、集団的創作(例えば演劇とか演劇とか演劇とか)に携わる人なら得るところ多いですよ。2013/05/21

奥様

0
日本初の商業長編アニメを作った東映動画第1期生、大塚康生さん。彼の自伝は『作画汗まみれ』ですが、この本はインタビュー形式なので読みやすいし、大塚さんのおおらかな人柄やちょっとした本音が垣間見れて、とても楽しいです。今現在、アニメーターとしては一番の古株になられたわけですが、それゆえ今活躍されてるアニメ関係者のエピソードは一見の価値アリです。インタビュアーの森遊机さんも知識豊富な上に喋り方も穏やかで、全体的にほのぼのとした雰囲気です。2012/04/03

いちはじめ

0
今をときめく宮崎駿を支えた立役者の一人、名アニメーターへのロングインタビュー。なかなか貴重な証言が満載で、読み応えあり2006/06/04

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